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2007年10月11日 (木)

Legal Transer 2008の翻訳結果

結論から言えば私は買わない。

一昨日の「Legal Transer 2008で取り上げた翻訳結果が戻ってきた。正直、どんな文章に仕上がっているか楽しみだったのだが、結果は予想(期待)以下のものだった。

利用上の注意に「試訳結果を訳質確認以外の目的に利用することはご遠慮ください」とあるので、訳文を引用することは控えるが、送られてきた訳文から原文本来の意味を理解するには、英文契約書に関する知識・経験が必要だろうし、また、あの訳文から原意を推測・理解できるのであれば、多分訳文なしで原文から直接意味を読み取ることができるだろう。

この程度なら引用しても問題ないと思えるのでひとつだけ例を挙げるが、「本契約が以下の通りに締結された証言で:」という訳から原文の正しい意味が分かるだろうか。分かる人であれば、この訳文がなくても、原文を見ただけでその意味が理解できるだろう。

無論、機械翻訳がいわゆるポストエディットなしには使えないものというのは分かっているが、この程度の訳文しか出てこない状態から、「使える日本文」が出てくるまで鍛えるには相当の努力(時間+能力)が必要だろう。

「契約書専用」というので期待したんだけどなぁ…。

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コメント

テストされたのは日英ですか?
英日であれば結構まともな結果が出てきますよ。

http://www15.big.or.jp/~t98907/unmei/diary/?200805a&to=200805011#200805011

投稿: t98907 | 2008年5月 3日 (土) 23時35分

コメントありがとうございます。
私が試したのも英日訳でした。また、t98907さんが試された結果も拝見しましたが、思うに「訳文」にどの程度のレベルを求めるかが使えるか使えないかの分岐点になると思います。
私は翻訳者ですので、たとえ機械翻訳したものであれ、最終的にはクライアントが読んで意味が通じるだけでなく、日本語としてもまともなものにしなければなりません。その手直しの時間と最初から自分で訳した場合の時間を考えると大して差が生じるとは思えません。因って、翻訳ソフトは要らないということになります。
またもう一つの問題は、契約書に特徴的な長文の翻訳です。残念ながら、あまり長い文は試せませんでしたが、それでも、それを手直しするなら、最初から自分で訳した方が速いと思えるレベルの訳文しかできてきませんでした。
繰り返しになりますが、私の記事は「翻訳者が仕事に使うとしたら」ということが前提になっています。

投稿: Jack | 2008年5月 4日 (日) 01時44分

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