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2007年10月20日 (土)

「赤福」の件

雪印、不二家、白い恋人、そして赤福。全国レベルのブランド、老舗で何が起きてしまったのだろう。

赤福が製造日の偽装を始めたのは1973年頃だという。その3年前には大阪で万博が開かれ、1年前には山陽新幹線が部分開通していた。地方の名産品が全国区に躍り出る素地はできあがっていた。実際、私が東京にいながらにして赤福を最初に食べたのも、それから2、3年後のことだった。

300年も続いた老舗であれば、製造や保管、流通に関して確固たる伝統のシステムができていたはずである。その伝統的システムには、冷凍保存や解凍などが含まれていたはずはなく、そうした技術が取り入れられたのは技術革新が進んだ戦後のことに違いない。おそらくは、作れば売れるという状況が出来し、作り立てと遜色ない風味が確保できる冷凍保存や解凍技術に誰かが目をつけ、その時、風味に変わりがないのだから、作り立てと称しても問題ないだろうという安易な気持ちが動き、当日製造・当日販売の看板を架け替えなかったものと想像される。

これもまた、人間の貪欲が生み出した歪んだ商法である。

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