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2007年11月15日 (木)

漱石のデスマスク

Photo_3開催期間はあと4日間しかないが、江戸東京博物館で「文豪・夏目漱石-その心とまなざし-」という特別展示会が開催されている。

過日その漱石展に行ってきた。

この特別展で私が特に興味を持って見たのが、漱石のデスマスクである。以前、誰かに聞いたのか、本で読んだのかは忘れたが、漱石のデスマスクがあるということは知っていた。ただ門外不出のような扱いになっていて見ることはできないと理解していた。

そのデスマスクが出展されていたのである。

石膏型と共に並べられたブロンズの漱石の顔は細かな皺まで確認することができ、またよく知られた(冒頭の)写真の漱石に比べると、頬がそげた中高の峻厳な顔立ちだった。

石膏型については個人の所有ということで、おそらく今回の公開が最初で最後ではないかと聞いた。また、ブロンズのデスマスクは朝日新聞の所有とのこと。

デスマスクに関しては、公式ガイドブックにも「森田草平の提案で、彫刻家新海竹太郎に依頼してデスマスクの型がとられた」と書かれているだけで、写真の掲載はない。

ガラスで隔てられてはいたが、数十cmの距離まで近付き、90年余りの時間のギャップを越えて漱石という人を「実感」できたような気がする。

追記:江戸東京博物館および朝日新聞に問い合わせたところ、今回展示されているデスマスクは、当初作られた2つの内の1つであり、もう1つは夏目家が所有していたが、同家の火災により焼失したとのことである。また、今回展示されているデスマスクも今のところ、展示会終了後は再公開の予定はないという。なお、全国にレプリカが数個あり、そのうちの1つを東北大学が所有していて、こちらは近々開催される展示会に出展の予定。
本追記と同時にタイトルを変更した。2007.11.15

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