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2007年12月18日 (火)

「先台」とは何か

佐世保で発生した散弾銃による殺傷事件。2年ほど前に、近隣住民から容疑者(犯人)に関して、「言動がおかしいから、銃を持たせないようにしてくれ」と通報があり、警察では容疑者(犯人)に対して、先台(さきだい)を警察に預けるよう指導していたという。

ところが容疑者(犯人)が「先台」を預けたかどうかの記録がない。日本の警察お得意の尻切れトンボのせいで、今回の事件は起こるべくして起こったのかもしれない。

警察の対応に問題があったかどうかについては(事件が起きたのだから、問題があったのは確かだが)、今後調査するらしいが、警察の仕事は人命に直結する可能性があるという認識を見失ってほしくないものだ。1999年に埼玉県桶川市で起きた猪野詩織さん殺害事件なども、警察がもっと早い段階で適切に動いていれば防げた事件で、警察の不手際は食品会社の不祥事と異なり、結果としての被害の深刻さが違う。

Photo_2 ところで、銃器には疎いため、「先台」(さきだい)とはどんな物かが分からず、早速調べてみた。「スライドアクション」という方式の銃で、銃身の下にあって、(右利きの場合)左手で持ち、銃全体を支えると同時に、前後にスライドさせて弾を装填する役割を果たす「握り部分」とのこと。英語では“fore end”と呼ぶようだ。

そう、映画『ターミネーター』(『2』の方だったか?)で、アーノルド・シュワルツェネガー演ずるターミネーターがショットガンを上下に振って弾を込めるのに、片手で持ったあの部分である。なるほど、あの部分がなければ弾も装填できないし狙いも定められず、銃として使うことは困難になるだろう。だが、スペアを購入することは可能なのではないか。

預かったかどうかの記録がないことも相当に杜撰だが、「先台」だけを容易に購入できるとしたら、その対応自体にも問題ありと言わざるを得ない。

そもそも個人に銃の所持を認めることにも不安と疑問を感じるのだが、そこは個人の自由や権利といった、アメリカのライフル協会が拠り所とする主張との絡みもあり、今ここで軽々に論じるのはやめておくが、所有は極く限られた、必要性のある人たちにのみ認め、あとは貸し出し式にでもしたらどうだろうか。

中古なら数万円で買えるという散弾銃…この頃事件との関係でその名を耳にすることが多くなっているのが気にかかる。

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