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2008年1月20日 (日)

連勝の重み

女子レスリング五輪金メダリストの吉田沙保里が負けたというニュースを聞いて、率直なことを言えば「残念」と「今でよかった」という気持ちが半々である。今回の敗戦を期に挑戦者の気持ちに切り替えることができれば、吉田はさらに強くなれるはずだ。

自分のごく些細な経験からだが、勝負事においてトップになること、トップであり続けること、勝ち続けることが大変なことは多少とも知っているつもりだ。

われわれアマチュアが勝負事に直接関与するのは趣味における場合が圧倒的に多く、従ってそもそもが「好きなこと」なのだが、その本来は楽しいはずの「好きなこと」がまったく楽しくなくなってしまうのが、「勝ち続ける」ことがもたらす影響である。

よくスポーツ選手が「目の前の試合に集中するだけです」といった言葉を口にするが、あれは率直な気持ちだと思う。連勝を続けている時、それを意識すると必ず気持ちが守りの方に向く。そのことに気付いて“攻め”に切り替えようとするのだが、そのわずかな心の“揺れ”がプレーの乱れ(パッティングのぶれや、投球コースの甘さ、スパートのタイミングの遅れなど)となって現れる。

連勝を意識せずに戦い続けている時の気持ちは、きれいに回るコマのようなものである。吉田の場合、その回転にほんのわずかな乱れが生じ、それに外的要因(相手の方が体重が1kg以上重かったこと、大会に出場するかどうか直前まで決めかねていたこと、開催地が中国であったことなど)が加わって、今回の敗戦につながったものと思われる。

オリンピックまで半年余り、気持ちを立て直す時間はまだある。

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