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2008年2月28日 (木)

王将戦:羽生防衛

Photo_2王将戦第5局は、先ほど午後7時過ぎに112手で羽生善治王将が勝ち、通算成績4勝1敗で王将位を防衛した。

<追記あり>

それにしても100手目△6九歩成からの攻めは、王手が途切れたら即負けというぎりぎりの中で手をつなぎ、最後112手目に先手玉の横っ腹に飛車を打って勝ち。すごい迫力だった。

中継ブログによると、109手目の▲7五玉で7六玉なら詰まなかったらしい。大逆転の勝利だった。

追記:

中継ブログのインタビューによると、104手目△6八香成に▲同玉であれば先手玉は詰まなかった。

1_2














さらに進んで108手目△7四桂に対し▲7六玉でも詰まなかったが、それを▲7五玉としたことで頓死となった。

2_2














△6八香成▲同玉からの変化は読みきれないが、108手目△7四桂▲7六玉からの変化なら分かる。以下、△7五歩▲同玉△6四金▲8四玉のとき、後手は8三に打つ歩がなく、先手玉は詰まない。

では、羽生は勘違いをしていたのか。そうではないだろう。羽生もおそらくは詰むか詰まないか確信が持てなかったのだ。詰まないと分かれば、羽生はその段階で投了したはずである。しかしぎりぎりのところで読み切れない。ならば、詰まないと分かる段階までは指し進める。それが羽生の考え方だったはずだ。100手目△6九歩成からの連続王手は、羽生にしても手探りの手順だったに違いない。そして、△7五歩からは両者とも▲同玉△6四金に▲7六玉と応じる順を読んでいたのだろう。

いずれにせよ、冷静に考えればアマヘボクラスでも読める手順をトッププロが見落とす。それも対局している両者ともに。これが勝負の綾というものであり、大逆転が生まれる将棋の醍醐味でもある。

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