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2008年3月 4日 (火)

A級順位戦終了

Photo_2第66期A級順位戦が終了した。名人位挑戦者は羽生善治二冠に決定。降級は久保利明八段と行方尚史八段となった。

第66期最終成績は以下の通り。

  1. 羽生善治 二冠 (3)  81敗-(名人位挑戦)
  2. 三浦弘行 八段 (8)  72敗-(残留)
  3. 郷田真隆 九段 (1)  63敗-(残留)
  4. 丸山忠久 九段 (5)  63敗-(残留)
  5. 木村一基 八段 (9)  54敗-(残留)
  6. 藤井  猛 九段 (6)  45敗-(残留)
  7. 谷川浩司 九段 (2)  36敗-(残留)
  8. 佐藤康光 二冠 (4)  36敗-(残留)
  9. 久保利明 八段 (7)  27敗-(降級)
  10. 行方尚史 八段 (10) 17敗-(降級)

前回の第8回戦と成績順位に変動はなかった。三浦の2位は見事である。出だし5連勝の後、4連敗となった木村には奮起してほしい。昨日の対局、降級の危機をしのいだ佐藤の終盤の険しい形相が目に焼きついている。来期は深浦康市王位と鈴木大介八段が加わる。熱戦、激戦が期待される。

ところで気になるのが「第66期順位戦」という期数である。確かに名人戦は66回を数えるが、「順位戦」というのは戦後昭和21年(1946年)に開始された当時の新制度だった。つまり名人戦に遅れること11年、期数では5期少ないはずである。

順位戦はそれまでの「段位制」を廃止し、名人を除く全棋士をA級(1位~8位)、B級(9位~24位)、C級(25位~56位)に分け、それぞれの級内での成績により、名人位挑戦者、昇級、降級を決定するという、それまでの固定化された段位制とは一線を画す画期的制度だった。

その第1期順位戦でA級を制したのが塚田正夫名誉十段であり、1947年(昭和22年)第6期名人戦で「常勝将軍」と呼ばれた木村義雄名人を4-2(1持将棋、1千日手)で下し名人となった。

なお、この第1期順位戦では、後の将棋界を背負って立つ升田幸三も大山康晴もまだB級であり、中原誠にいたってはこの年生まれたばかりの赤ん坊だった。名人戦・順位戦の歴史を物語る「史実」である。

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受信: 2008年3月 5日 (水) 01時42分

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昨日、興奮状態で将棋界で一番長い日の記事、書きました。 これに関する記事、棋士の方をはじめとして、たくさんの将棋ファンブロガーが書いてます。 それだけ見所満載、心を打つものがあったのだと思います。 ssayさんの言うように、もっと早い時間にこの光景が見られたら、もっともっと話題になったことでしょう。 僕らを釘付けにした、あの佐藤二冠の壮絶な対局姿。 つまり、「鬼気迫る姿」はなんだったのだろうか? 昨年までの一番長い日も見たし、竜王戦なども何度もTVで見ているけど、一分将棋の最終盤とはいえ、あ... [続きを読む]

受信: 2008年3月 6日 (木) 09時56分

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