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2008年3月 3日 (月)

「将棋界の一番長い日」

Photoこのタイトル、今日は日本中で何百と使われるのだろう。

【3日00:21記】 仕事の都合で、はたしてどの程度観戦できるかは分からないが、自分の記憶のためにも、なるべくネット/テレビ中継を見たいと思っている。

【3日10:20記】 テレビ中継を観る。羽生二冠は9時50分頃に将棋会館に到着。いつものように渋谷駅から歩いてきたのだろう。▲羽生-△谷川戦は一手損角換り。
となりは▲佐藤-△木村戦。木村は先輩に敬意を表してか、或いは自身初参加のA級順位戦最終局ということでか和服で対局。
▲三浦-△久保戦も降級の可能性がある久保が和服で登場。三浦も挑戦権を目指し、負けられない一戦。
▲藤井-△丸山戦は藤井の四間飛車。
▲郷田-△行方戦は矢倉戦。降級が決まっているとは言え、これからのことを考えると行方も簡単には負けられない。
それにしてもNHKのアナ氏、「行方八段は既に降級を決めています」は日本語としておかしいだろう。

【3日14:30記】 
▲羽生-△谷川戦は一手損角換りから腰掛銀模様。まだ双方銀を5筋には繰り出していない。
▲三浦-△久保戦は後手久保のゴキゲン中飛車から先手が角交換し、後手が向い飛車に振り替えた。
▲佐藤-△木村戦も一手損角換り。降級の可能性がある先手佐藤が積極的に動いている。木村が和服で登場したのは、呉服屋の主人の一言が理由だったとか。
▲藤井-△丸山戦は先手四間飛車に対して、後手の角が5五に飛び出し、さらに7五歩と仕掛けた。
▲郷田-△行方戦は矢倉で40手まで進み、ここが手数では一番進行が速いがまだ駒はぶつかっていない。

【3日16:15記】
▲羽生-△谷川戦:先手はいったん4八玉と右玉の構えに入った後、後手玉の組み替えに呼応するように5八玉と中居いに戻す。後手は片矢倉。
▲佐藤-△木村戦:こちらも難解な中盤。両者長考の応酬。
▲三浦-△久保戦:先手が6筋と7筋の位を取り、後手は5五に銀を繰り出し対抗。定跡を離れた力戦。特に先手の玉は、形だけからするともう終盤のようにさえ見える。
▲藤井-△丸山戦:先述の△7五歩から▲7八飛△7六歩▲同銀△7二飛▲6七銀△7六歩▲5九角△2二角と互いに角を引き、衝突は小康に入ったか。この後は後手の7六歩を先手がどう払うかが焦点か。
▲郷田-△行方戦:46手まで進み、先手の右桂と後手の左桂の交換が必至に。

【3日19:50記】
▲羽生-△谷川戦:5五で銀がぶつかるという、激しい開戦に。あとは4一に打ち込んだ羽生の角がどの程度働くかだ。羽生の攻め、谷川の受けでしばらく展開しそうだ。谷川がどこで反撃の糸口をつかむかも焦点。
▲佐藤-△木村戦:1八と7二に互いに自陣角を打つという、なんとも分かりにくい展開。控え室の検討では、やや佐藤が指しやすいらしい。
▲三浦-△久保戦:こちらは後手の久保が5三角と角を手放し、二歩得。三浦が手持ちの角を、いつ、どこに打ち下ろすかに興味が持たれる。
▲藤井-△丸山戦:39手と遅めの進行。この2人、過去の対戦成績は藤井13勝、丸山12勝とほぼ互角。
▲郷田-△行方戦:後手の行方が、矢倉崩しの一手として教科書にもある8六桂打ちを敢行。いよいよ本格的な戦いが始まりそうだ。

【3日21:50記】
前回の追記から2時間が経過して、各局とも戦いが始まっている。
注目の▲羽生-△谷川戦は羽生の攻勢が続き、控え室の検討陣からは「羽生勝勢」の声も出ているようだ。
▲佐藤-△木村戦はまだまだこれからだが、素人目には7筋8筋に位を張った先手佐藤の方が指しやすそうに見える。
▲三浦-△久保戦は先手の桂得ながら、後手の捌きが決まるかどうかが注目。先手三浦陣は7筋に銀3枚が縦に並ぶ珍しい形。
▲藤井-△丸山戦は手数こそ57手とあまり多くないが、後手丸山がと金を2枚作るなど、終盤に突入しつつあり。
▲郷田-△行方戦は、後手が6九に角を打ち込んだのに対して、先手郷田が桂を5九に打って守りに使い、これが検討陣も驚きの守りの強手のようだ。
ここ30分ほどで手数が進んだ将棋が多く、中にはテレビ中継が再開される前に決着する対局もあるかもしれない。

【3日22:24記】
▲羽生-△谷川戦は67手で羽生の勝ち

【3日22:40記】
▲羽生-△谷川戦は意外の短手数で決着がついた。谷川は反撃の糸口を見出せないまま押さえ込まれ、無念の投了。

080303















【4日01:45記】
▲三浦-△久保戦は千日手になり指し直し。現在も対局中。
▲藤井-△丸山戦は丸山の勝ち。藤井が投了を告げた時、丸山がカロリーメートのようなものをパクついていたのがおかしかった。
▲郷田-△行方戦は郷田勝ち。行方の猛攻も及ばず。
▲佐藤-△木村戦は悲壮な戦いになった。佐藤の表情が終始険しく、それに対し木村の落ち着き払った態度が対照的だった。局後すぐに対局室に入った先崎八段が先手玉に詰みがあったのではないかと両対局者に告げた。120手目△9九歩成ではなく、6七銀と打っていれば勝ちだった。その順はテレビで解説していた橋本七段も指摘していたもの。145手目▲3二銀を打ったとき、それまで険しかった佐藤の表情が柔らかくなった。あの瞬間に勝ちが見えたのだろう。これで佐藤の残留が決定。

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