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2008年4月24日 (木)

2008年4月24日

将棋名人戦第2局に打ち興じているうちに、世の中ではいろいろなことが起こっていた。

■山口県光市親子殺人事件差戻し審で広島高裁は被告に死刑の判決を下した。当然という思いがする。
終身刑がない日本では、殺人事件の犯人に対しては死刑もしくは無期懲役(模範囚であれば20年ぐらいで「娑婆」に出られる)というのが最も重い刑罰になるわけだが、10年や20年服役した程度で果たして責任を取ったことになるのだろうか。あまりに軽いと思う。また、他人の人権どころか命さえ奪った人間の人権をなぜ尊重しなければならないのかも納得がゆかない点である。

■野村證券の中国人社員がインサイダー取引で逮捕された。時間の経過と共に、違法取引の件数や不当に得た利益の額が増えてきている。
池田信夫氏はインサイダー取引を解禁しろと言っているが(参考)、はたして今回のような職務上の特権的立場を利用したインサイダー取引についても同様の意見なのだろうか。私には、インサイダー取引を合法化したら、少なくとも株式市場から一般投資家は駆逐されてしまうと思うし、それが正しいとは思えない。今日(08年4月24日)までのところ、池田氏のブログにこの件に関する記事は掲載されていない。是非、氏の見解を聞いてみたい。

■牛丼の吉野家がアメリカから輸入した牛肉に、輸入が禁止されている「特定危険部位」が混ざっていた。それに対し、輸出元のNational Beef社はコメントで、「(今回の件について)残念に思う」(原文は「regret」)と述べている。これは謝罪の言葉ではない。
また吉野家をはじめとする牛丼店が牛丼の販売を中止したり再会したりすると、日本のマスメディアは大騒ぎをするが、あれもどうかと思う。所詮は牛丼である。なくなっても日本人の食に致命的な影響があるわけではない。
それよりももっと深刻な(取り上げるべき)食糧安全保障にかかわる問題が多々あるはずだ。

■聖火リレーはオーストラリアでの日程を終え、いよいよ日本にやってくる。
これまでの各国の対応を見てみると、ほとんどが厳重警備の下、隔離された施設での実施を選んでいるようだ。中で、オーストラリアは比較的オープンな形でリレーを実施した。日本もそれに近い形での開催を予定しているが、「決まった以上はやるしかない」という官僚的発想によるもので、それ以外の意味はすっかりなくなっているように思える。世界各地での聖火リレーの成否に注目が集まることで、少なくとも五輪が北京で開催されることの周知は進んだ。まさに皮肉な結果である。

■チベットにおける著名人の連行・拘束が続いている(参考)。中国政府は、“遠くまで届く声の持ち主”を手当たり次第に捕まえ、声を封じる作戦に出ているようだ。

■今日4月24日、知り合いが新居購入の契約を結んだ。極々私的なことなれど、記念の意味でここに記す。

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コメント

将棋の話題にはぜんぜんついていけないのですが(あの手の盤上遊技は総じて苦手です)...
光市の裁判では、本村氏の、どこかに突き抜けてしまったようなあの目が忘れられません。

投稿: baldhatter | 2008年4月24日 (木) 15時56分

32年間の人生で9年間を家族の殺人事件とそれに続く裁判に費やす--あの人はおそらく他人の何倍もの密度で生きてきただろうと思います。初めの頃に比べると表情から険しさが薄らいできているような印象を受けるのですが気のせいでしょうか。

投稿: Jack | 2008年4月24日 (木) 17時47分

> 表情から険しさが薄らいできている

同感です。
今のあの穏やかさこそが、むしろ 9 年間の苦悩を物語っているように思えます。本村氏のあの冷静さが一方にあったので、被告と弁護団の対応の不自然さが際立ったとも言えます。

投稿: baldhatter | 2008年4月24日 (木) 20時00分

安田弁護士という人は目の前にいる被告を弁護しているというより、自分の主義主張のために弁護活動を行なっているような気がします。それがあの大弁護団全体の基調になっているような・・・。無関係な私でさえ、聞いていて腹が立ってくる彼らの記者会見、関係者はどんな思いで聞いているのでしょうか。

投稿: Jack | 2008年4月25日 (金) 15時13分

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