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2008年4月23日 (水)

将棋名人戦第2局2日目

Photo_2森内vs羽生の名人戦第2局は今日2日目を迎えた。

羽生の封じ手は大方の予想通り3四歩だった。

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この後、△2二銀▲2四飛△6五歩▲2六飛△2五歩▲2八飛と進んで下図となった。

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上図の局面、まだどちらがいいとか悪いとか言う段階ではない。が、第1局でも感じた、羽生が読みを外されているのではないかという思いがさらに強まった。読みを外されると言っても「読んでいない手を指される」というのでは勿論ない。読みの範囲内ではあるが本筋ではない手で来られていると言ったらいいだろうか。この局面、羽生も当然△6五歩は想定していたはずだが、先の△2二銀の局面と比較すると、後手は6四にいた歩が6五に、2四の歩が2五に進み、しかも手番を握っている。先手は1歩増えただけである。どうにもここ数手の応酬は後手に有利だったように思える。さらに、この後△6四角と打たれたら、先手はどうするのだろう。

昼食休憩をはさんで数手進んだのが下図。午後2時頃の局面。この後は▲4六歩△5五銀でどうだろうか。 

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さらに進んで、羽生が1八に疎開させていた飛車を5八の中央に返り咲きさせたのに対し、森内が角取りを避ける意味で5四に銀を打ったのが次の図。

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森内らしいと言えば言える手である。こういう受け方をされるとわれわれクラスではうんざりしてしまうものだが、そこはプロ、即座に突き崩す手順が浮かぶのだろう。羽生は2四に角を打ち王手をかけて敵の4六歩を外す。

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さらに進んで▲7五角打ちに後手玉が4二から5一へと逃げたのが上の局面。先手はここで一気に行きたいところだが、手駒不足と、右の桂香を取られると大きいので、いったん▲1八香と戻すのではないか。羽生が攻めきるか、森内がしのぐか。いよいよ局面は終盤へ。

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先の局面からわずか2手後に出た痛打。まさか羽生の見落とし・・・なんてことはあり得ない。何か備えがあってのことだろう。どう対応するのか。控え室の検討はこのところあまり当たっていないようだ。

▲2七飛△6五銀▲3三歩成△同桂▲3四歩△4五桂▲3三歩成で下図。午後8時頃の局面。

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△5七角▲同角△同桂成▲同玉△3三金▲5二歩で下図。根拠はないが羽生の攻撃が決まったような気がする。

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既に森内は秒読みのようだ。

20時50分過ぎ、森内投了。

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王手をかけた後、5七にいた自玉を5七→6八→7九と引いた手、1八のと金を払った手に羽生のすごさを感じた。これで1勝1敗の五分。またもや先手番の勝ち。

まるでテニスのようだが、この七番勝負、相手の先手をブレークした方が非常に有利になるだろう。

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コメント

82の飛車が違っていますね!
この投了図を見て、森内名人がなぜ投了したのか不思議で、しばらく考えてしまいました!
(私自身はかなりのヘボ将棋です)

追伸 いつもブログ拝見させていただいております。

投稿: 塚越 修 | 2008年4月23日 (水) 21時19分

塚越さん

ご指摘ありがとうございました。早速修正しました。
あの図のままでは確かに投了はあり得ませんね。大変失礼を
いたしました。
いつもお読みいただいているとのことありがとうございます。
これからもご愛読よろしくお願いいたします。

投稿: Jack | 2008年4月24日 (木) 08時21分

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