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2008年4月 4日 (金)

お通し

Photo_3飲食店でアルコール類を注文すると付いてくるお通しだが、以前出していたお通しをやめてしまった店がある。

お通し(または「突き出し」)(語源についてはこちらを参照)を出さなくなったのは、外国人や女性客が増えたためらしい。外国人や女性客は料金にシビアで、注文もせずに出されるお通しに代金を請求されることを嫌がる。それでトラブルになることも多く、お通しを出さなくなったというのである。

あのお通しというもの、確かに腹が立つことがある。中には、「これで金を取る気かよ」と言いたくなるような代物もあり、客が断れるものかどうか調べてみたことがあった。結論から言うと、お通しは客が要らないと言えば店は引っ込めるしかない(参考)。

お通しを出すようになったのは寿司屋が最初だと聞いたことがある。当初は無料だったとも。形が揃わないなどの理由で寿司ネタに使えない材料にちょっと手を加えて酒肴とし、サービスで提供した。それがいつの間にか有料になったということらしい。

お通しにいつも腹を立てているわけではない。腹を立てるのは至極まれなケースで、中にはお通しが楽しみな店もある。どんな料理か、どんな味がするか分からぬまま箸を付け、驚きつつ美味しくいただく。要は、客が納得するだけの質であれば、たかが数百円でもめることもない。もめるのは料理の出来に問題ありという評価を下されたのだと店側は肝に銘じるべきだろう。

ところで今までで最も腹立たしかったお通しは、喫茶がメインで夕方からはアルコール類も出す店で、ビールを注文したところ出された小鉢いっぱいのポテトサラダ。しかも、そのポテトサラダ、その店とは道路を隔てた向かい側にある肉屋で売っているものだった。あの時「民法の錯誤による契約の無効」なんてことを知っていたら、きっぱりと断ることができたのだが・・・。

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コメント

リンク先にあった PDF、いただきました。なるほど、当然ではありますが、こーゆーものもあるのですね。

そーいえば、かつて新宿西口に、メニューがまったくなくてママさんがその日に作ったものを出す店がありました。言ってみれば、「最初から最後までぜんぶ "お通し"」。ちょっと違うかな :)

最近は、飲むとしても自分が好きなお店にしか入らなくなったので、腹を立てたくなるようなお通しには遭遇していません。

投稿: baldhatter | 2008年4月 5日 (土) 22時08分

>かつて新宿西口に、メニューがまったくなくてママさんがその日に作ったものを出す店がありました。

行ってみたかったな、このお店^^
飲食に限らず、店のサービスに関しては「驚き/楽しみ」と「腹立ち」は紙一重の差という気がします。今回は書かなかったのですが、もう一つ「時価」ってのがありますね。あれも時に業腹なことがあります。

投稿: Jack | 2008年4月 6日 (日) 12時12分

> 「驚き/楽しみ」と「腹立ち」は紙一重の差

あー、おっしゃるとおりですね。であればこそ、「サービスの基本は相手を知ること」なんでしょうけど。

「時価」が掲げてあるようなお店とは縁遠いです、幸い :)

投稿: baldhatter | 2008年4月 7日 (月) 16時01分

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