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2008年4月28日 (月)

将棋:親子/兄弟特別ルール

Photo_2渡辺明竜王がご子息の柊(しゅう)くんに将棋を教えている(参考)。世界広しと言えど竜王から直接手ほどきを受けられるのは柊くん以外にはいない。さぞや厳粛な面持ちで居ずまいを正し盤に向かっているのだろうと思いきやそこは幼稚園児、「取ってはいけない」特別ルールを考案し、竜王をてこずらせている。

私が将棋を覚えたのは小学校の1、2年生だったろうか。4歳年上の兄に習った。兄も遊ぶ相手が欲しかったのだろう、適当に負けてくれていたような気もするが、弟(私)はそんなことには気付かない。こないだ勝てたのにどうして今日は1回も勝てないんだと局数を重ねるにつれ、悔しさが募ってくる。

ある日私は妙案を思いついた。ルールをちょっとだけ変えればいい。その新ルールとは・・・「ぼくだけは全部の駒を取られるまでは、王さんを取られても負けない」というもの。それでどの程度勝てたのかは記憶が定かではないが、何度か、本当にすべての駒を取られたことがあったように思う。

私の場合は兄弟であったからこてんぱんに打ちのめされることもしばしばあったが、将棋の初心者には上手に負けてあげるのが普及の基本のようで、指導対局の際のプロ棋士は実にうまく負けてくれる(こともある)。こちらが正しい手を指している限りは、まぎれるような手順は指さない。ただし、その手合いを卒業させるかどうかの段階になると、乱戦・力戦に誘導することがある。まあ、そこまでゆけばもう初心者ではないので、多少たたかれてもへこたれない力をこちらも付けているわけだ。要は、初心者には将棋の楽しさを知ってもらうのが大切なことといえる。

渡辺竜王もその辺りは心得ているようで、柊くんの「ぼくの飛車、取っちゃダメ」ルールに笑いながら付き合っているようだが、たとえ3歳のわが子が相手でも負けることに対する勝負師としての抵抗感がそこここに見え隠れしていてなかなか面白い。

しかし竜王、今年度の敗局はすべて柊くんとの対局だったというぐらい負けてあげてください。それがもしかしたら将来、史上初の「親子竜王」誕生に結びつくかも知れないではありませんか。

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コメント

以前にも書きましたが、私はどーも将棋とか囲碁が苦手です。
むかし、小学生だった長男が興味を持ったので、最初は負けてあげながら教えていましたが、すぐに息子の方が上手くなってしまいました。
なので、最近やはり将棋を指したがる末娘には、「おじいちゃんとやった方が上手くなるよ」(私の父が近所に住んでいる)と言って逃れています。

投稿: baldhatter | 2008年4月28日 (月) 12時42分

帽子屋さん

私も囲碁は性に合わないようで、ルールも知ってるし、碁石・碁盤も持っているのですがまったくやりません。
話は変わりますが、サラリーマン時代にゴルフ、碁、ゴマスリ(本来は「小唄」)の「3ゴ」を覚えれば出世もできたのでしょうが、私はどれもダメ。結果・・・はい、出世できませんでした^^;

投稿: Jack | 2008年4月28日 (月) 14時01分

> ゴルフ、碁、ゴマスリ(本来は「小唄」)の「3ゴ」

「3ゴ」ですか。その存在すら知りませんでした。まあ、サラリーマンとは言っても、もともと出世とは無縁の職場でしたけど。

投稿: baldhatter | 2008年4月28日 (月) 15時35分

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