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2008年5月 7日 (水)

ロシアの“ツルフサ”伝説

今日(08年5月7日)ドミトリー・メドベージェフがロシア連邦第3代大統領に就任する。テレビ番組“トリビアの泉”で紹介されよく知られるようになった話だが、ソ連を建国したレーニン以来、今回のメドベージェフ新大統領までロシアの指導者は頭髪が豊かな人と薄毛の人とが交互に現れている。

その“系譜”はレーニン以前までさかのぼることができ、ロシア帝国最後の皇帝ニコライ二世は“フサ”、その父アレクサンドル三世は“ツル”、さらにその前もアレクサンドル二世(ややフサ)→ニコライ一世(ツル)→アレクサンドル一世(フサ)だった(いずれも肖像画による)。

ソ連邦となって以降の歴代の指導者を並べてみる。

Lenin

 レーニン

 

 

 

 

Photo_4

スターリン 

 

 

 

 

 

Chrshyov_2 フルシチョフ

 

 

 

 

 

 

Bredinev_2 ブレジネフ

 

 

 

 

Andropov_2 アンドロポフ

 

 

 

 

 

Photo_5 チェルネンコ

 

 

 

 

 

200pxmikhail_gorbachev_1987 ゴルバチョフ

 

 

 

 

Photo_6 エリツィン

 

 

 

 

Photo_9 メドベージェフ(左)とプーチン

 

 

 

なるほど見事にツルフサが交互に登場している。もっともメドベージェフ大統領は10年後だったら“フサ”の系列に入れず同時に大統領にもなれなかっただろう。

冗談はさておき、実は上記の“伝説”には“疑惑”がある。というのも、スターリンの死後、共産党No.1に就いたのはニキタ・フルシチョフではなく、ゲオルギー・マレンコフという人物で首相も兼務した。ただ、共産党筆頭書記の座はわずか9日でフルシチョフにゆずり、首相もフルシチョフとの権力抗争に敗れ、2年余りで辞任している。

そのためか、上記の“ツルフサ伝説”では無視されているようだが、わずか9日天下であってもやはりトップはトップ。これを抹消するのは、自分の写真からライバルの姿を消させたとも言われるスターリンの大粛清同様、歴史を捻じ曲げることになる。

因みにマレンコフ氏は“フサ”系であったようだ。

200pxgeorgy_malenkov マレンコフ

 

 

 

 

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コメント

な~るほど。大ロシアのトップはそーゆー基準で選ばれていたわけですね。
"ツルフサ" って、何かそのまんまスラブ言語系の人名っぽくて笑えます。

投稿: baldhatter | 2008年5月 7日 (水) 18時38分

ロシアというのは決して「愛想のよい国」ではないのですが、結果としておかしい、ということが結構ありますね。そのせいかロシア(ソ連)ネタのジョークには秀逸なものがたくさんあります。

私が好きなジョークの一つが、これ↓
「エデンの園はロシアにあったとする学説がある。なぜなら、アダムとイブはクルマも家も服さえも持っていなかったが、自分たちが住んでいるところがパラダイスだと信じて疑わなかったからだ。」

ほかにもこんなのがあります↓
http://www.geocities.jp/asamayamanobore/joke/rosia-soren/rosia1-50.html

投稿: Jack | 2008年5月 8日 (木) 11時58分

> 「愛想のよい国」ではないのですが、結果としておかしい、ということが結構あります

四角四面とか謹厳実直というレベルを超えたリジッドさが笑いを誘うんですね。リンク先のページ、3番目のが昔から好きでした。

投稿: baldhatter | 2008年5月 8日 (木) 14時06分

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