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2008年6月23日 (月)

2010年W杯アジア3次予選:バーレーン戦

昨日(08年6月22日)、日本は2010年W杯アジア3次予選最終戦でバーレーンと対戦し、1-0で勝った。これで日本は3次予選グループ2で1位となった。

グループ2日本バーレーン オマーン タイ 
*日本 ●○ ○△ ○○ 4 1 1 13 +9
*バーレーン ○● ○△ ○△ 3 2 1 11 +2
オマーン ●△ ●△ ○○ 2 2 2 8 -2
タイ ●● ●△ ●● 0 1 5 1 -9
*=最終予選進出、点=勝ち点、差=得失点差

はっきり言って“消化試合”だった。岡田監督はバーレーンと戦ったアウェー戦での負けを生涯忘れられない屈辱だと言い、この試合をプライドを賭けた戦いだと位置付けていた。だがこの言葉、額面通りには受け取れない。

岡田発言の真の狙いは、選手の緩みを引き締めるためだったと思う。最終予選進出は既に決まっていて、3次予選の順位は最終予選の組合せに影響しない。ところが累積警告の方は最終予選に持ち越される。通常であれば、そうした状況では、既にイエローを1枚受けている選手は使いたくない。

そして昨日の試合も、言葉では特別な試合だと言いつつ、現実には松井、駒野、長谷部のイエロー1枚組はベンチにも入れないという“通常”の采配を取った。代わりに起用したのが、本田圭祐、内田篤人、安田理大である。この3人が悪いとは言わない。中でも内田はレギュラーであってもおかしくないと思っている。だが、コンビネーションという点に関しては、やはりスタンドで観戦していた3人の方が、このチームに関しては優っている(現に、本田と安田は他の選手と呼吸が合わず、良い出来ではなかった)。

レギュラー3人を、イエローを避けるためにメンバーから外して、「プライドを賭けた戦い」に臨むなど、言葉と行動が矛盾している。選手もその点は感じ取っていた節がある。だからゆるい内容のゲームとなってしまった。それも仕方ないだろう。いくら、引いて守る相手を想定したシミュレーションだとか、最後にきっちり勝つことが重要だと言っても、気持ちは正直である。

そんな中でもとにかく1点を奪い、勝ち点3を獲得し、思惑通りの結果に結び付けた。しかし、そのことは最終予選に関しては大したプラスにはならない。もし最終予選で再びバーレーンと戦うことになっても、それは今回とはまったく違うチームのはずだし、日本だって9月の時点でどんなメンバーが選ばれるのかは監督にさえ分からない。

それでも自分の言葉通りに、引き分け必至のゲームを勝ち切った選手たちにもっとも満足したのは岡田監督であり、ひょっとしたら自分の人心掌握術に少し自信を持ったかもしれない。そして、それがこのゲームの最大の収穫だったと言えるような結果を最終予選で出してほしいものである。

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