« EURO 2008グループD 1回戦 | トップページ | EURO 2008グループA 2回戦 »

2008年6月12日 (木)

オフサイドではなかった:UEFA公式発表

一昨日(08年6月10日)取り上げたオランダ対イタリア戦でのファン・ニステルローイの得点について、UEFAが公式見解を発表した。

あれはオフサイドではなかったということであり、UEFAの説明を読むとなるほどと頷ける。

デイビッド・テイラーUEFA事務局長による記者会見の要約

今回の判定は『サッカー競技規則 第11条』(参照)に基づいたもので、オフサイドを規定する同条では、ボールと守備側の最後方から2人目の選手より相手ゴールラインに近い位置をオフサイドポジションと定義している。

得点が決まった場面で、攻撃側選手よりもゴールラインに近い位置にいたのはGKとピッチ外に飛び出したDFである。あのDFは試合に関与しているとみなされ、守備側の2人のうち1人とみなされた。そのためルート・ファン・ニステルローイは守備側の最後方から2人目の選手よりも相手ゴールラインに近い位置におらず、オフサイドにはならない。

一般には知られてないが、審判の間ではオフサイドの規定解釈として広く浸透しているケースである。非常に珍しいケースだが、約1ヶ月前、スイス・スーパーリーグのFCシオン対FCバーゼル1893戦でも同様の場面があったと報告を受けている。

審判の許可なくピッチの外へ出た選手についての解釈を変えれば、守備側の選手は意図的にピッチの外へ出て、オフサイドをとる戦術も可能になる。これが認められないことは明らかだ。つまり審判がピッチの外へ出ることを許可しない限り、選手はピッチ内にいるものとみなされ、プレーに関与し続けていることになる。こうした理由により、ピッチの外へ出ていたとはいえ、イタリアのDFは試合に参加中の選手と考えられる。したがって攻撃側の選手がゴールに入れたボールは、有効な得点になる。

あらためてオフサイドの判定は難しいと思った。

|

« EURO 2008グループD 1回戦 | トップページ | EURO 2008グループA 2回戦 »

サッカー」カテゴリの記事

コメント

実は、よほど明らかなとき以外、オフサイドというものが未だによく判っていません ^^

投稿: baldhatter | 2008年6月12日 (木) 19時47分

以前、小学生のサッカーチームでコーチをやっていたとき、このオフサイドを教えるのに苦労した経験があります。(地域によって異なりますが、通常)小学生は3年生から試合に出られます。この年齢ですと難しい(厳密な)説明をしても理解できないので、最初は「自分がボールを持っていないときに、自分の前に相手選手が2人いたらプレーしていい。1人しかいなかったら2人になるところまで戻れ」と教えます。
よくしたもので、子どもたちは学年が上がり、経験を積むことで、「サッカー競技規則」など読まずとも、オフサイドの意味を正確に理解してゆきます。
実は、オフサイドは子どものお母さんたちに理解させる方が難しかったりします^^;

投稿: Jack | 2008年6月12日 (木) 23時34分

> 自分の前に相手選手が2人いたらプレーしていい。1人しかいなかったら2人になるところまで戻れ

そう、それそれ。私もそのレベルでしか認識してません ^^;

投稿: baldhatter | 2008年6月13日 (金) 00時01分

>私もそのレベルでしか認識してません ^^;

ここまで分かってらっしゃれば、ほぼ合格です^^V

簡単に言えば
(1) 敵陣内にいて
(2) ボールよりも前にいて
(3) 最後方から2人目の相手プレーヤーよりも相手ゴール近くにいる

ことを「オフサイドポジションにいる」といい、味方選手が最後にボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいたプレーヤーが

(a) プレーしたり
(b) 相手選手の邪魔をしたり
(c) 何か自分たちに得することをする

と「反則」になり、相手チームに間接フリーキックが与えられます。
見るべきポイントは(すなわち、旗を持って走っている副審の最大のお仕事は)、攻撃側の選手がパスするためにボールを蹴った瞬間に、そのボールに反応してプレーをした選手がONサイド(つまり自分よりも前に相手選手が2人以上いる)にいたか、OFFサイド(自分よりも前に相手選手が0人また1人しかいない)にいたかの判断です。
なので、テレビのビデオ再生ではボールが蹴られた瞬間、攻撃側の選手がどこにいたかを示すため、スローや逆回転で何度もその場面が再現されることになります。
あとは「戻りオフサイド」というのがちょっと分かり難いかもしれません。これは、ボールが蹴られた瞬間はオフサイドにいたものの、その後走って戻ってオンサイドの状態でボールを受けた場合などが該当します。
オフサイドが分かるとサッカー観戦も楽しくなりますよ。
以上、Jackのサッカー講座オフサイド編でした^^

投稿: Jack | 2008年6月13日 (金) 11時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/220529/41503947

この記事へのトラックバック一覧です: オフサイドではなかった:UEFA公式発表:

« EURO 2008グループD 1回戦 | トップページ | EURO 2008グループA 2回戦 »