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2008年7月14日 (月)

ケニー・バレル:プロフェッサーギタリスト

このところ、夜寝る前はケニー・バレルばかり聴いている。

ケニー・バレルは1931年7月31日デトロイト生まれのジャズギタリスト。巨人ウェス・モンゴメリーより8歳若いが、デビューが遅かったウェスとはほぼ同時期に活躍したと言えるだろう。

ケニーの特長はその音の切れのよさ。シングルノートの一つひとつが際立って聞こえてくる。その点では親指で弦を弾いたウェスの音とは好対照と言えるだろう。1951年、ディジー・ガレスピーのセクステットでデビューを果たすと、ビル・エバンスやベニー・グッドマン、ミルト・ジャクソン、ソニー・ロリンズなど数多くのミュージシャンと共演。中でも、ジョン・コルトレーンとは“Kenny Burrell & John Coltrane”というアルバムを残している。

映像から一見すると白人に見えるケニーだが黒人家系の生まれで、若い頃はステージに出るのに顔を黒く塗るよう強いられるなど黒人、白人の両方から差別を受けたこともあった。また大学教育を受けており、1950年代にデビューしたジャズミュージシャンとしては異色の経歴を持ち主である。知性の人でもありそのことは感情を抑えたプレーぶりにも現れている。1970年代から大学でジャズの講座を持ち、現在もUCLAのプロフェッサーである。

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リーダーやサイドプレーヤーとして、これまでに100枚近いアルバムに参加している。個人的にはダイナミックなアドリブを披露する“The Tender Gender"(写真左はそのジャケット)が好きなのだが、こちらはCD化されておらず、私も今は聴くことができない。そこで、ケニーを知らない人が1枚だけ聴くとしたらということで、“Midnight Blue”をお奨めする。少人数のコンボをバックにリラックスした雰囲気で演奏される、モダンジャズギターの代表的作品の一つといえる。

そのアルバムタイトルになっている“Midnight Blue”の映像を探したのだがみつからず、やむを得ずこちらの“All Blues”を取り上げることにした次第。ケニーが光るのはこうしたトリオからクィンテットぐらいのコンボだと思う。上質なジャズをご堪能あれ。

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音楽」カテゴリの記事

コメント

いいですねー。
“Kenny Burrell & John Coltrane”は、たしか一部だけ聞いたことがある and/or テープを持っていたはずです。

ジャズ・ギターが好きで一緒にコンサートにも行ったことのある大学のときの友人が在学中に自殺してしまったので(彼は特にウェス・モンゴメリーが好きでした)、ジャズ・ギターは自分の中で長年なんとなく封印されていたのですが、やっぱりまた聞いてみたくなりました。

投稿: baldhatter | 2008年7月14日 (月) 18時27分

>“Kenny Burrell & John Coltrane”は、たしか一部だけ聞いたことがある and/or テープを持っていたはずです。

うらやましい^^  私がこのアルバムを手に入れたのはそんなに大昔のことではありません。LPは確か輸入版しかなく、高くて手が出ませんでした。
今週の木曜がジョン・コルトレーンの命日。亡くなってもう41年経つんですね。で、31日はケニー・バレルの77回目の誕生日。なんと彼も喜寿です。

投稿: Jack | 2008年7月14日 (月) 22時54分

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