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2008年7月10日 (木)

サミットが終わって

1(08年)7月7日から10日まで開催されていた主要8ヶ国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が終了した。

サミット(主要国首脳会議)は1975年に、フランスのジスカール・デスタン大統領の呼びかけで、パリ近郊のランブイエで開催されたのが始まり。第1回サミットに参加したのは、(写真左から)モロ首相(イタリア)、ウィルソン首相(イギリス)、フォード大統領(アメリカ)、ジスカール・デスタン大統領(フランス)、シュミット首相(西ドイツ)、三木首相(日本)の6首脳。このうち4人が既に鬼籍に入っている。

これまでに34回開催されたサミットに関連して、ちょっと数字を調べてみた。

各国の歴代首脳の中で、サミットへの参加回数が最も多いのはドイツのコール首相で16回(西ドイツ時代を含む)。次がフランスのミッテラン大統領で14回。同じフランスのシラク大統領とイギリスのサッチャー首相が12回で続いている。その後は11回でイギリスのブレア首相、10回でカナダのクレティエン首相となっている。

日本の最多参加記録保持者は小泉首相で6回。中曽根首相が5回で、これに続く。アメリカ大統領は3選が禁止されているため8回が最高で、レーガン、クリントン、ジョージ・W・ブッシュの3大統領が任期中皆勤だった。ロシアのプーチン大統領(現首相)はメドベージェフ大統領が1期務めた後、大統領に復帰するのではないかと噂されているが、再び大統領になって2期務めれば、12年後に16回の最多記録に並ぶ。その時、彼は67歳。年齢から考えれば十分可能性はある。

議長を務めた回数では2回が最多で、ミッテラン、シラク、ブレア、コール、ベルルスコーニ(イタリア首相)、クレティエンの5人。このうちイタリアのベルルスコーニ首相は、来年イタリアのラ・マッダレーナで開催されるサミットで議長を務めると3回で単独トップになる。イタリア・セリエAのACミラン会長としてチャンピオンズ・リーグ5回優勝の記録を持つベルルスコーニ首相だが、もう一つ勲章を手にすることができるだろうか。

今回を含め日本では5回サミットが開催されているが、大平、中曽根、宮澤、森、福田と“主役”はすべて違う。最多参加回数記録を持ち、派手なパフォーマンスが好きだった小泉首相が一度も議長を務めていないのは意外だった。

今回のサミットで議長を務めた福田首相だが、緊張もあったのか、決められた台本通りに話し、笑い、動いているようで、操り人形のように見えた。議長総括の内容もインパクトがない。莫大な費用をかけたわりには成果はいま一つで、コスト・パフォーマンスはかなり低いというのが偽らざる印象。

各国首脳も携帯電話で簡単に話ができるような時代だし、毎年開く同窓会のようにサミットも年々中身が薄くなっているようで、もう隔年開催にしてもいいのでは。

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