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2008年8月22日 (金)

北京五輪女子サッカー/ソフトボール

北京五輪女子サッカーはアメリカが優勝。ブラジル銀、ドイツ銅で、日本は惜しくも4位だった。

またソフトボールで、日本が難敵アメリカを破り優勝。4大会目にして初の金メダルを獲得した。

■きわめて荒っぽい比較であることは承知の上で言うと、アメリカ、ブラジルの女子サッカーは日本の男子高校生チームのトップクラス或いはそれ以上のレベルにある。それに対して日本のなでしこジャパンは中学生年代のトップクラスだろうか。

大雑把に言って、高校年代のチームでも、Jユースや全国レベルの強豪校を除けば、中学年代のトップチームと戦って勝てる保証はない。たとえば、ここ神奈川県には横浜F・マリノスのジュニアユースチーム(中学生)が2つあるが、いずれも高校でいえば県ベスト8以上の実力がある。基本的な技術なら、マリノスのジュニアユースに所属する選手の方が、ほとんどの高校生より上だろう。

この力関係はまさに日本の女子代表チームと世界の強豪チームとの関係に当てはまる。日本の場合、技術や規律、組織プレーなどは優れている。しかし、体格を含めた体力、走力、筋力などでは、たとえば昨日優勝を争ったアメリカやブラジルに勝てない。それは、高校生と中学生の違いでもある。

テレビで解説をしていた堀池巧が口にした、「日本もゴールキーパーやセンターバックにもっと大きな選手が出てきてほしい」という言葉は(解説者の発言としてはやや不適切で、目の前で戦ってきた選手たちへの思いやりに欠けると思うが)核心を突いている。

技を活かすには力が、力を活かすには技が必要であることは言を俟たない。

横浜市でトップクラスの中学校チームと神奈川県でベスト16クラスの高校チームが練習試合をした際のこと、高校チームの選手が仲間にこう言った。「あいつら上手いから、足で止めようとするな、体で止めろ。それと勝負は後半だぞ」。まさに今回、ドイツが日本に対して取った戦術である。

日本の女子サッカー界に吉田沙保里のような強靭な体(背筋力200kg)を持った選手や、上野由岐子のような体格(173cm、70kg)の選手が登場してくるようになれば、男子より先にワールドカップでの優勝も可能になる。

■そのソフトボール上野由岐子だが、2日間で3試合を完投し、総投球数は413球(アメリカ戦147球、オーストラリア戦171球、アメリカ戦95球)。アテネ五輪では完全試合を達成し、今回は遂に金メダル。おめでとう。

“おらが村の五輪選手”近賀ゆかり選手のことをちょっと書いておく。全6試合に出場し、得点1。右サイドバックという、体力的に厳しい役割ながら確実なプレーでチームに貢献していた。アメリカやノルウェー、ドイツの体の大きなFWにも当たり負けすることなく、勤勉な動きは光っていた。次のロンドン五輪でもまだ28歳。プレーの幅をもう一回り広げ、再び五輪のピッチに立ってほしい。

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