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2008年8月 1日 (金)

最古の買い物

1小学校5年生の夏に行った臨海学校で買ったのがこの「孫の手」。

46年前のことであり、自分でお金を出して買い、今でも手元にある物としては最古の品である。

 

臨海学校の最終日、業者が宿舎にやってきて庭に台を置いて土産物を並べた。私はその中からこの孫の手を母への土産のつもりで購入した。値段は50円だった。その庭の貝殻まじりの白い砂と周囲の生垣の緑がきれいなコントラストを描いていたのを覚えている。

2 このお土産はなかなか好評で、母だけでなく家族全員が重宝し頻繁に使用した。そのせいだろう、今では指先が磨いたように滑らかになっていて、掻いた感じが柔らかい。手のひらの細工もなかなか丁寧で、全体のバランスがよく、小ぶりなので扱い易い。

日本では「孫の手」と書くのが普通だが、本来、「まご」は「麻姑」(まこ)と書き、中国の伝説に出てくる、鳥のような長い爪を持った仙女のこと。その長い爪で背中を書かれたらさぞ心地よいだろうということから「麻姑の手」となり(「麻姑を倩うて痒きを掻く」或いは「麻姑掻痒」とは物事が思うようになる意)、それがいつしか日本では「孫の手」となった。

孫に背中を掻かせる日本と、仙女に掻かせる中国――彼我の違いがここにも見えるような気がする。

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コメント

> 鳥のような長い爪を持った仙女

ぜんぜん違うはずですが、なぜかハーピーを連想してしまって怖くなりました ^^

投稿: baldhatter | 2008年8月 2日 (土) 12時05分

どの程度「伝説」に忠実なのか分かりませんが、こんなのを見つけました↓

http://www.gzshuhua.cn/UploadFiles/200797232223111.jpg

投稿: Jack | 2008年8月 2日 (土) 20時28分

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