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2008年9月 2日 (火)

次の“貧乏くじ”は…

前日徹夜で仕事をしたため、昨夜は早めに就寝。今朝起きたら首相が辞めていた。

厳密には次の総理大臣が決まるまではその職に留まるのだろうが、もう“辞めた”と言い切ってもいいだろう。

昨年(2007年)9月12日に前任者の安倍晋三首相が突然辞任して1年も経たないうちに、次の総理も職場放棄みたいな形で辞めてしまう。その間、07年11月には野党民主党でも代表の小沢一郎が辞める辞めないで一騒動起こした。

一般市民の政治に対する不信というか、期待の低さも気になるが、政治家自身があまりに自分の職責を軽く考えているようにも思える。或いはその出自とも関係するのか。

政治家になるには、東大卒→官僚→国会議員という一大ルートのほかに、こと自民党に関しては政治家の息子→私大→秘書(見習い)→国会議員というルートがある。

上述した3人は皆、この“世襲議員”である

安倍晋三=「3世議員」 祖父が岸信介(総理大臣)で、父が安倍晋太郎(外務大臣など)。

福田康夫=「2世議員」 父が福田赳夫(総理大臣)。

小沢一郎=「2世議員」 父が小沢佐重喜(衆議院議員)。

ついでながら、次期総裁・総理として有力視されている麻生太郎も“世襲議員”で、彼の場合は「5世」と言うべきだろうか、母方の高祖父が大久保利通である。

麻生が首相になったら、まさか3代続けて総理が突然辞任するわけにもいかないだろうから、相当のプレッシャーにはなる。もっとも、それ以前に総選挙で民主党に政権を奪われてしまえば、そのプレッシャーを背負うのは小沢民主党代表ということになるが。

福田首相は総理就任は「貧乏くじを引くようなもの」といった発言をしたが、“貧乏くじ”という認識である限り、長続きはしないだろうと思った。誰がなるにしても、一国の指導者の地位を“貧乏くじ”に喩えるような人物でないことを祈ろう。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

政治家という職業は本来、損な役回り= "貧乏くじ" のはずなんですよね。それを承知のうえで進んでやるからこそ、その地位には "名誉" が伴っている。

しかし、損がある分の埋め合わせとして一定の特権と報酬も約束されているのですから、損な役回りをきちんと責任もって勤めていただきたいと思います。

投稿: baldhatter | 2008年9月 2日 (火) 19時52分

>政治家という職業は本来、損な役回り

そういう認識を持っている政治家が如何に少ないか(或いはまったくいないのかも)。損得勘定が先に立つから「損するから総理は辞める」となり、そのくせ「得する」政治家の方はいっこうに辞めない…。そろばんで政治をやってほしくないもんです。

投稿: Jack | 2008年9月 2日 (火) 21時35分

Jackさん、徹夜、お疲れ様でした。
9月1日のラジオのニュースは一日中「ジャポン、ジャポン」(Japan)と言っていました。朝からは首相辞任で、夜は昨夜閉会した世界映画祭で日本映画がグランプリと、脚本賞をとったからです。

クリントンさん、ブレアさん、現職のサルコジさんとか、若くして国を動かす地位に就いてもいい顔をしている人もいるのになあ、と日本の首相の顔を見ながら首をかしげてます。カナダの現職首相も在任中に随分太りました。日本は外野が強いのでしょうか、それともリーダーシップが足りないのでしょうか。同僚は「小泉さんがよかったなあ」ですって。

投稿: pompon | 2008年9月 3日 (水) 07時33分

>同僚は「小泉さんがよかったなあ」ですって。

小泉さんは良きにつけ悪しきにつけ分かりやすかったですね。福田さんもメルマガではまあまあ分かりやすく、しかもなかなかの「正論」を述べていたのですが、結局あんなことになってしまいました。

投稿: Jack | 2008年9月 3日 (水) 22時32分

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