« 将棋:第67期順位戦B級1組成績ランク(7回戦) | トップページ | 負荷と成長 »

2008年10月12日 (日)

「ロス疑惑」の終幕

三浦和義容疑者が現地時間(08年)10月10日午後10頃(日本時間11日午後2時頃)、ロサンゼルス市警本部の留置場で自殺を図り、搬送先の病院で死亡した。

日本で裁判を受け、判決が出てから、今度はアメリカの警察に逮捕されるという、驚きの展開から世間の耳目を集めた「ロス疑惑」の第二幕だったが、その幕切れは呆気ないものだった。

数多くの“謎”に包まれた事件だった。

白石千鶴子さん、三浦一美さんを殺したのは誰か? 三浦容疑者は関与していたのか? 関与していたとしたら、その程度は? また日本国内で刑が確定した事件について、日本には規定のない罪で、犯罪が起こった場所である米国の司法当局が三浦容疑者を裁けるのか? なぜ米国の警察は今年になって突然逮捕に踏み切ったのか?

また自殺に関しても、遺書がないことや、見回りの間隔であるわずか10分間で、伝えられているようなTシャツの一部を使っての縊死が可能なのかといった疑問が残る。

三浦容疑者が訴追されるとされた共謀罪の最高刑は終身刑。有罪となれば、再び日本に帰ってくることはできなかっただろうことから、先行きを悲観しての自殺だったということは可能性としてはあり得る。が、多くの人が指摘しているように、彼のこれまでの言動から考えると、自殺は最も遠いところにある選択肢だった。また遺書を残していないという点も奇妙だ。あの男が黙ったまま舞台を下りるとは思えない。

ロサンゼルス警察は全力を上げて死の真相を明らかにするとしている。

最後に、三浦一美さんの母親がメディアに寄せたコメントを紹介する。

 元ポルノ女優を使って殺人未遂をおかし、そのわずか3カ月後、また複数の知人に一美殺害を依頼して、三浦は巨額の保険金を詐取しました。

 しかし、被害者の人権よりも犯罪者の人権を重んじる日本では、三浦が裁判に勝ち、正義は実現しませんでした。

 少年時代にあらゆる犯罪をおかし、日本の警察の優秀であることを肌身で知った三浦は、犯罪場所をロスに移したが、そこには共謀罪という罪があることを見落としていた。墓穴を掘ったのです。

 死んだことで罪がすべて許されるのなら、この世に倫理道徳はなくなります。

 以前、ハンストをしたように、狂言として自殺をはかり、誤って死んでしまったのか、死のうとして死んだのか、それはわからないが、三浦が死んでも、殺された一美、千鶴子さんの無念は変わることはありません。悲しみ苦しんだ遺族の思いは消えることはありません。

 三浦が死んで一件落着のような風潮がもう出はじめています。こんな理不尽なことが許されてよいのでしょうか。

 日本の法律を超えて三浦を逮捕し、三浦の犯罪を明らかにしようとしたロス捜査当局の方々には、心より御礼を申し上げます。

 そして家族からの最後のお願いは、三浦を有罪にする確信の元になった捜査証拠資料を公開して、三浦の犯罪がどのような犯罪であったのか、明らかにしていただきたい。そうでないと、一美、千鶴子さんの霊は永久に安らぐことがありません。

                  10月12日

                  一美の母、佐々木康子

|

« 将棋:第67期順位戦B級1組成績ランク(7回戦) | トップページ | 負荷と成長 »

その他」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/220529/42763225

この記事へのトラックバック一覧です: 「ロス疑惑」の終幕:

« 将棋:第67期順位戦B級1組成績ランク(7回戦) | トップページ | 負荷と成長 »