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2008年12月17日 (水)

将棋:第21期竜王戦七番勝負第7局1日目

第21期将棋竜王戦七番勝負第7局が今日(08年12月17日)から山形県天童市で始まった。

渡辺明竜王が勝てば連続5期制覇で初代永世竜王位に輝くと共に、将棋タイトル戦史上初の3連敗後4連勝の快挙となる。また挑戦者の羽生善治名人が勝てば、こちらは通算7期獲得によってやはり初代永世竜王位を得ると同時に、既に永世称号・名誉称号を得ている他の6タイトルと合わせ“永世七冠”という偉大な記録が達成される。

現地では対局場の旅館はもちろん、周辺のホテル・旅館も報道関係者や将棋ファンの予約で満室状態らしい。

■朝NHK BSで先後を確認してから外出し、午後4時頃帰宅。早速ネット中継で指し手を確認した。羽生の先手で始まった第7局はやはりと言うか、当然と言うべきか、矢倉の戦いに。途中24手までは前回第6局と同一の進行になり、控室が大騒ぎになったようだ。

25手目に羽生が▲2五歩と手を変えて(第6局では▲7九角)、前回とは異なる展開となった。残念ながら第6局で渡辺が指した新手△3一玉に対する羽生の答えは見ることができなくなったが、急戦調の激しい戦いになりそうだ。

その▲2五歩に対する△3三銀がまたもや渡辺の「新手」で、ここから前例のない戦いに突入した。

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▲2五歩に△3三銀は至極自然な手に見えるが、ネット中継には(その後27手目の▲6五歩を指した際の羽生の手つきに関連して)「あの手つき…羽生さんは都合のいい△3三銀に怒っているのかも」とのコメントがある。「都合のいい手」というのが分からないが、プロの感覚では「怒って当然の手」ということらしい。

■NHK BSの解説を務める藤井猛九段によると、渡辺の△3三銀というのは「欲張りな手」ということである。つまり、後手は5筋の歩を切って5五に角が進出しているのに、さらに先手からの2筋の歩交換を拒否する(これが△3三銀の直接の意味)というのは、あっちもこっちも自分の主張を通そうとすることになり、それが「欲張り」ということの意味。

しかしそれはやはりプロ(ならびにアマ強豪クラス)の考えで、一般のアマであれば、△3三銀は、この局面の候補手としてかなり優先順位が高いのではないだろうか。たとえば、1手前の▲2五歩の局面を次の一手問題として出したら、多くの人が△3三銀を選ぶと思う。こういうところにも、プロと一般アマの将棋とでは次元が違うということを感じる。

■その後、7筋8筋で戦いが始まり、先手が8二に打った歩を▲8一歩成とし、後手が9二にいた飛を△5二飛と逃げたところで羽生が次の手を封じて1日目を終了した。

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この局面なら迷うことなく▲9一とと香を取る手だと思うのだが、名人は違う手を用意しているのだろうか。いよいよ明日、注目の対決に決着がつく。

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