将棋:第67期順位戦B級1組成績順位(10回戦)
今日(08年12月22日)、将棋第67期順位戦B級1組第10回戦で唯一残っていた渡辺明竜王-久保利明八段戦が行われた。結果は104手で久保八段の勝ち。
その他の10回戦5局は12月19日(金)に既に対局が済んでいる。19日は元々全6局が一斉に行われるはずだったのが、竜王戦七番勝負が最終局までもつれたことから、渡辺-久保戦だけが今日に繰り延べとなっていた。全6局の結果は次の通り。
【勝】 【負】
▲山崎隆之七段-△森下 卓九段
▲屋敷伸之九段-△北浜健介七段
△井上慶太八段-▲高橋道雄九段
△杉本昌隆七段-▲阿部 隆八段
△畠山 鎮七段-▲行方尚史八段
△久保利明八段-▲渡辺明竜王
上記の結果、10回戦を終えた段階での成績順位は次のようになった(前回の成績順位)。
| 成績 順位 | 氏名/段位 | B級1組 順位 | 成績 | 前回 順位 | 順位 変動 | 備 考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 井上慶太八段 | 9位 | 7勝3敗 | 1 | - | |
| 2 | 久保利明八段 | 1位 | 6勝3敗 | 2 | - | |
| 3 | 杉本昌隆七段 | 11位 | 6勝3敗 | 4 | ↑ | |
| 4 | 高橋道雄九段 | 3位 | 5勝4敗 | 3 | ↓ | |
| 5 | 畠山 鎮七段 | 6位 | 5勝4敗 | 8 | ↑ | |
| 6 | 屋敷伸之九段 | 13位 | 5勝4敗 | 9 | ↑ | |
| 7 | 阿部 隆八段 | 5位 | 5勝5敗 | 5 | ↓ | |
| 8 | 行方尚史八段 | 2位 | 4勝5敗 | 6 | ↓ | |
| 9 | 渡辺 明竜王 | 4位 | 4勝5敗 | 7 | ↓ | |
| 10 | 山崎隆之七段 | 12位 | 4勝6敗 | 13 | ↑ | |
| 11 | 堀口一史座七段 | 7位 | 3勝6敗 | 12 | ↑ | 抜け番 |
| 12 | 北浜健介七段 | 8位 | 3勝6敗 | 10 | ↓ | |
| 13 | 森下 卓九段 | 10位 | 3勝6敗 | 11 | ↓ |
19日に行われた5局中、注目したのは山崎隆之七段-森下卓九段の一戦。両者共に黒星が先行する苦しい展開で、残り局数やB1での順位を考えるとここからの1局1局は降級に直結する戦いとなる。
そんな状況で行われた2人の対局だったが、結果は山崎会心の勝利だった。この勝利で山崎は4勝6敗となったが、まだまだ安心はできない。抜け番を残していることから残りはわずかに2局。しかもその相手が渡辺と久保という強敵である。残留のためにはその難敵2人を共に破ることが条件となるだろう。
羽生名人を相手に戦った竜王戦で将棋史に残る逆転劇を演じた渡辺だが、順位戦ではどうも波に乗り切れない。今回も元A級久保に敗れ4勝5敗と黒星先行となった。よもや降級ということはないと思うが、数字の上では可能性がある。竜王戦七番勝負の疲れはあるだろうが、まだ若いのだし、タイトル戦など厳しい勝負を続けていながら対局数で常にトップ争いをしている羽生のことを考えれば弱音ははけない。是非、残る3局で次世代のトップランナーであることを証明してほしい。
今回は抜け番で対局がなかった堀口七段だが、12月15日の朝日杯将棋オープン戦の対羽生戦は体調不良で不戦敗となった。次回の順位戦までに体調を戻してほしいものである。
B級1組の次回対局は年が明けて、2009年1月9日(金)に予定されている。
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コメント
今日は酔っていますので漢字を間違えないようにコメントします。
今年へこんだことといえば、巨人が日本一になれず、羽生永世竜王
ならず、これしかなかったのかな。
渡辺竜王は、B1を一期で抜けられず、やはり、A級までストレートで行ってほしかった。
昔、谷川七段(当時)がB1級昇級時、鬼の住処で「のふうぞ」を
歌っていた芹沢八段が禁酒して臨んだ対局がありました。懐かしいです。あのころと比べると感動がないような気がします。今年は
悔しいですが、オリンピックで感動ありがとうで締めます。
また、コメントさせて頂きます。
投稿: 将馬 | 2008年12月25日 (木) 21時36分
将馬さん
今年の羽生さんは、後半にかなり(精神的、肉体的な意味での)調子を落としていたと思います。如何に天才羽生とはいえ、「永世名人」の称号を手にしたことで、やはりほっとしたのでしょう。
ただし切り替えの速い人ですから、年が替わったらまた快進撃を始めるのではないでしょうか。その意味でも来月からの王将戦は注目しています。
投稿: Jack | 2008年12月26日 (金) 21時18分