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2008年12月 3日 (水)

裁判員制度のおさらい

先月(08年11月)から候補者への通知が始まった「裁判員制度」だが、候補者の人選に偏りがあったり、ブログで候補者になったことを公表する人が出てきたりと、始まる前から騒ぎになっているようだ

残念ながらと言うべきか、幸いにもと言うべきか、私のところには「裁判員候補者名簿記載通知書」は届かなかった。実際に届いていたら、どうしただろうかと考えてみたが、率直に言って分からない。ただ、「やってみたい」という気持ちの方が少し強いような気がする。

確かに「素人に人を裁くことができるのか」という意見もあるだろうが、素人には素人としての法律への取組み/見方が可能なのではないだろうかという気がするし、日本は三審制であることから、一審ですべてが決まるわけではない。被告も検察も不満があれば高裁/最高裁でさらに裁判を受けるチャンスがある。

ところでその裁判員制度だが、どんな仕組みなのかここで簡単におさらいをしてみることにする。

■来年(2009年)5月21日からスタート
そのため来年分の裁判員候補者名簿が作成され、名簿に登録された人たちには上記の「裁判員候補者名簿記載通知書」が送付されたわけである。

■裁判員に選ばれるまで
「裁判員候補者名簿」に記載されたからといって、即座に裁判員になるわけではない。
まず名簿だが、これは毎年、それぞれの地域の選挙管理委員会が選挙人名簿を元に、翌年の候補者を抽選で選び、それを各地方裁判所が名簿にまとめる。
裁判員裁判の対象となる事件ごとに、裁判所がその名簿から最初に約50人を選び、呼び出しをかける。呼び出された候補者の中から最終的に6人が裁判員として選任される。

呼び出しを受けた場合には1日当たり8,000円以内の日当と規定の交通費/宿泊費が支給される。裁判員に選ばれた場合は、裁判に参加する日1日当たり1万円以内の日当と規定の交通費/宿泊費が支給される。

■辞退は原則禁止
裁判員に選ばれた人は原則辞退することができない。ただし裁判所が認める特別の理由があれば辞退することができる場合がある。その理由については一応のガイドラインが設けられていて、「余人を持って代えがたい仕事」、「農家の繁忙期」、「親族の介護」などが例として示されている。ただ単に「仕事が忙しい」というのでは辞退は認められない。

■ほとんどの場合3日以内
裁判員が実際に裁判に関わる日数は全体の70%が3日以内と見込まれている。

以上からお分かりのように、実は裁判員に選ばれる確率はさほど高くない。なので、裁判員に選ばれたらどうしようと心配するのは、「宝くじに当たったら、賞金を何に使おう」と考えるのと同じぐらい、現実味の薄い(杞憂と言ってもいいくらいの)話といえる。

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