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2009年1月10日 (土)

将棋:第67期順位戦B級1組成績順位(11回戦)+A級暫定成績順位

昨日(09年1月9日)、将棋第67期順位戦B級1組第11回戦が行われた。結果は次の通り。

    【勝】          【負】 
△渡辺  明竜王-▲堀口一史座七段
△高橋道雄九段-▲畠山 鎮七段
△行方尚史八段-▲屋敷伸之九段
△杉本昌隆七段-▲北浜健介七段
△森下  卓九段-▲井上慶太八段
△山崎隆之七段-▲久保利明八段

以上の結果、第11回戦終了時点での成績順位は次のようになった(前回順位)。

成績
順位
氏名/段位B級1組
順位
成績前回
順位
順位
変動
備 考
1 杉本昌隆七段 11位 7勝3敗 3  
2 井上慶太八段 9位 7勝4敗 1  
3 久保利明八段 1位 6勝4敗 2  
4 高橋道雄九段 3位 6勝4敗 4 -  
5 行方尚史八段 2位 5勝5敗 8  
6 渡辺 明竜王 4位 5勝5敗 9   
7 阿部 隆八段 5位 5勝5敗 7 - 今回抜け番 
8 畠山 鎮七段 6位 5勝5敗 5   
9 屋敷伸之九段 13位 5勝5敗 6  
10 山崎隆之七段 12位 5勝6敗 10 - 次回抜け番 
11 森下 卓九段 10位 4勝6敗 13  
12 堀口一史座七段 7位 3勝7敗 11  
13 北浜健介七段 8位 3勝7敗 12  

上記のように今回はすべて後手が勝利を納めるという珍しい結果になった。

ご存知の方も多いと思うが、『週間将棋』08年12月24/31日合併号と09年1月7日号に、観戦記者の鈴木宏彦氏が「25万手スペシャル→年またぎバージョン 歴史を変える後手優勢の世界」と題する連載記事を寄せ、今期08年4月から11月までの8ヶ月間における全対局の成績が先手728勝751敗の4割9分2厘と、後手23勝の勝ち越しとなっていることを取り上げている。

プロ公式戦は50年程前から記録が残っているらしいが、その間の先手勝率は5割1分から5割4分で推移してきたという。平均するとおおむね5割2分前後というのが先手の勝率である。ところが今期に限っては後手の方が分がいい。このまま後手が勝ち越すようなことになれば歴史的な出来事になる。

今年度は永世名人と永世竜王が誕生し、公式タイトル七番勝負で3連敗後の4連勝が達成されるなど、将棋界にとって歴史的な年だったが、そこにもう一つ歴史的記録が加わるのだろうか。

ところが『週間将棋』編集部が記事の最後に囲みで注記しているように、鈴木氏の記事の後、さらに08年12月24日までの公式戦結果を集計したところ、先手814勝821敗の4割9分8厘と、その差が急激に縮まってきたという(詳細については『週間将棋』をお読みいただきたい)。

そこへ昨日のB級1組の結果である。無論、他棋戦の結果もあるので軽々には言えないが、残り2ヶ月半―後手が勝ち越す可能性は十分あるのではないだろうか。

さて順位戦である。

今回の結果、成績順位8位の畠山(5勝5敗)までは残留が確定した。降級は成績順位9位の屋敷(5勝5敗)以下5名に絞られた。7敗の2人は残り2局を連勝することが絶対条件であり、あとの3人は最低でも6勝6敗の指し分けには漕ぎつけたいところだ。

また一昨日(1月8日)には、A級順位戦7回戦の内、▲森内俊之九段-△郷田真隆九段と▲鈴木大介八段-△深浦康市王位の2局が行われ、郷田九段と鈴木八段が勝った。7回戦はまだ3局を残しているが、現時点でのA級暫定成績順位表を以下に示す。

成績
順位
氏名/段位A級
順位
成績前回
順位
順位
変動
備 考
1 郷田真隆九段 3位 5勝2敗      
2 森内俊之九段 1位 4勝3敗      
3 三浦弘行八段 2位 3勝3敗      
4 丸山忠久九段 4位 3勝3敗      
5 木村一基八段 5位 3勝3敗      
6 谷川浩司九段 7位 3勝3敗      
7 佐藤康光棋王 8位 3勝3敗      
8 鈴木大介八段 9位 3勝4敗      
9 深浦康市王位 10位 3勝4敗      
10 藤井  猛九段 6位 2勝4敗      

2敗同士の直接対局を制した郷田が暫定1位となり、残り2局を連勝すればプレーオフなしに名人への挑戦権を獲得できる。一方で降級は最終成績が4勝5敗でも順位によっては危険性がある。

7回戦の残る3局の日程は次の通り。

1月15日 ▲丸山-△藤井
1月16日 ▲三浦-△佐藤
1月21日 ▲谷川-△木村

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