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2009年1月20日 (火)

オバマ大統領誕生へ

Photo米国時間09年1月20日正午(日本時間21日午前2時)、バラク・オバマ氏が第44代アメリカ合衆国大統領に就任する。史上初の黒人大統領で47歳という若さもあり、アメリカだけでなく世界中の注目を一身に浴びての登場となる。

苦戦の予想もあった大統領選では、折からの金融危機を追い風にし、「Change」というスローガンを掲げ、共和党のマケイン候補を見事に打ち破っての当選だった。

9.11同時多発テロという未曾有の出来事に周章狼狽し、アフガニスタンやイラクに侵攻し、多くの犠牲を出した前任のブッシュ大統領は、その在任中の状況に比して度量が不足していたことは間違いない。彼ももっと平穏な時期に大統領になっていたなら、あそこまで酷評されることもなかっただろう。

で、オバマ新大統領だが、世界同時不況というこれも未曾有と言ってよいほどの状況下でどれだけの手腕を発揮できるか…現在唯一のスーパーパワーであり、世界最大の経済であるアメリカを担うリーダーとして大いに期待したい。

ところで、以下は私の記憶によるもので、確認が取れた話ではなく、その点をご了承願いたい。

アメリカ大統領の強大な権力の一つに合衆国全5軍の最高司令官という地位があり、そのため大統領は核兵器の“発射ボタン”(一般に「核のフットボール」(Nuclear Football)とか「ブラックボックス」(The Black Box)と呼ばれる)を保持している。

現実には“ボタン”ではなく、核攻撃を命じる特殊暗合を納めたチップやハンドセットなどの関連機器を納めたケースだと言われており、合衆国大統領は24時間常に身辺にその「ブラックボックス」を置いておかなければならない。

発案者はジョン・F・ケネディ大統領で、キューバ危機の際、自分が即座に命令を下せる状況にいなかったら祖国が重大な危機にさらされることになると危惧し、24時間、どこにいても核攻撃の命令を下すことのできるシステムの開発を命じたといわれている。

通常は、大統領付き武官である陸・海・空・海兵隊・沿岸警備隊から選び抜かれた少佐クラス以上の精鋭士官が大統領の身辺にいて携行する。

アメリカ大統領は片時もそのブラックボックスを身辺から離してはならないとはいうものの、大統領が替わるときには時間的ギャップが生じる。そこでそのギャップを少しでも小さくするため、新大統領が到着するまでは前大統領がホワイトハウス内に留まり、新大統領がホワイトハウスに入った段階で前大統領は裏庭からヘリコプターに乗って離任するらしい。

ただこの話、私が聞いたのは大分前のことであり、現在はコンピュータ技術なども発達しているので、これとはまったく違う方法を取っているのかもしれない。先ほども述べたように、その点確認することができなかった。

世界中がその就任演説に注目しているオバマ新大統領だが、就任の宣誓文は所定のものがあり、歴代大統領同様それを読み上げることになる。因みに、宣誓は副大統領が先に行う慣例になっていて、文章は大統領のそれとは異なる。

以下、それぞれの宣誓文である。

副大統領就任宣誓文
I do solemnly swear that I will support and defend the Constitution of the United States against all enemies, foreign and domestic, that I will bear true faith and allegiance to the same: that I take this obligation freely, without any mental reservation or purpose of evasion, and I will well and faithfully discharge the duties of the office on which I am about to enter.

大統領就任宣誓文
I do solemnly swear (or affirm) that I will faithfully execute the office of President of the United States, and will to the best of my ability, preserve, protect, and defend the Constitution of the United States. (So help me God.)

【追記:09.1.21】テレビ中継を見ました。式典には存命の歴代大統領が全員顔をそろえ、その中にはジョージ・W・ブッシュ前大統領の姿もありました。因って、「核のフットボール引継ぎ」に関する上の記述は事実ではなかったことになります。削除することも考えましたが、こんなウワサ話もあったという意味で残しておくことにします。
オバマ大統領の就任演説は意外に地味で、また重い重い肩の荷を降ろしたブッシュ前大統領の柔和な表情が印象的でした。

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