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2009年2月25日 (水)

ナン化とエキ化

このところ新聞の折込チラシに進学塾の“結果報告”が目立つ。

「○○高校に70人合格!」、「合格者数県内No.1」、「5年連続第1位!」と大きな文字が躍っている。

それを見ていて思い出したのが「ナン化」と「エキ化」という言葉。

初めて聞いたときは何のことやら分からなかった。それが「難化」と「易化」と書くことに気付いたのは2度目にその言葉を聞いたときのことだった。入学試験の問題(内容)が前年より難しくなるのが「難化」、簡単になるのが「易化」。もちろん、辞書には載っていない。

どの業界にも何らかの“業界用語”はあるもので、その業界・業種が古いほど、そうした特殊な言い回しも数が多く、中には特定の業界だけでなく、一般的に使われるようになったものもある。最近では芸能界の“ギョーカイ用語”を一般の人が使う例が多く、言い間違えを「かむ」というのはその一例である。

で、この「難化」と「易化」は進学塾・予備校などで使われる“キョーカイ用語”。確かに、「昨年のテストの内容は一昨年よりも難しくなりました」と言うよりは、「昨年は難化しました」と言う方がてっとり早い。だが業界内の人にとっては便利で、日常的にも使う当たり前の言葉であっても、外部の人間には奇異に思えるものもある。便利な言葉ほど注意して使う必要がある。

いくら便利でも、この「難化」と「易化」、私は使わない。

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コメント

> 易化

漢字だけみたら、占いの関係かなって。または「改易」のことかな、、、なんても。

投稿: pompon | 2009年2月26日 (木) 11時34分

>漢字だけみたら、占いの関係かなって

なるほど、そう思えますね。実は、こんなエントリーを書いたのですが、この「難化」と「易化」はそのうち一般にも使われるようになるのではないかと思っているのです。言葉は易きに流れますからね。

投稿: Jack | 2009年2月26日 (木) 22時35分

そういう業界に長らくいましたが、「なんか」は聞いたことあっても「えきか」は、耳にした記憶も口にした記憶もありませんねぇ。

「易化」は広辞苑とATOKによれば、「いか」ですが、それもあんまり聞きませんよね。

投稿: baldhatter | 2009年2月26日 (木) 23時04分

>「易化」は広辞苑とATOKによれば、「いか」です

え、それは「六版」ですか。「五版」にはないんですよね。買わなきゃだめかな、「六版」。

投稿: Jack | 2009年2月27日 (金) 17時29分

>>「易化」は広辞苑
> 「五版」にはないんですよね。

あー、ごめんなさい。「易化」が載ってたのは「大辞林」でした。私も、広辞苑第6版はまだ持ってません。

投稿: baldhatter | 2009年2月27日 (金) 18時45分

「ナン化」をみたときは、軟化だとおもいました。ず~と前に、硬派っていう言葉があって、反対は軟派だったような気が、、、するだけかしら。軟化は広辞苑にありますよconfident

投稿: pompon | 2009年2月27日 (金) 23時39分

baldhatterさん

確かに「大辞林」にありました。「いか」って読み方としては正統ですよね。でも…私も初めて知りました。

pomponさん

私も「ナン化」と聞いて真っ先に浮かんだのが「軟化」でした。「エキ化」と聞いて連想したのは「液化」です。「硬派」、「軟派」は今でも使われてますよ。広辞苑にも両方とも載ってます。しかし、こういう同音異語というのは日本語の悩みであり、また面白さですよね。

投稿: Jack | 2009年2月28日 (土) 00時48分

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