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2009年2月18日 (水)

村上春樹のスピーチ全文を求めて

作家村上春樹が「エルサレム賞」なるものを受賞し、「辞退せよ」との声もある中、イスラエルに行き、受賞スピーチを行ったと知り、そのスピーチを読んでみたいと思った。

最初に見つけたのは「池田信夫blog」で取り上げられていた抄録だった。その文章を読んで気になったのが、「I have a come as a novelist」という文。「have a come」という表現があるとは知らなかった。

次に抄録ではなく全文を探そうと思い立ち、「"have a come as"」をキーワードに探したのだが見つからない。因みにGoogleでは、「have a come as」で検索すると646件ヒットするのだが、そのほとんどが村上春樹のスピーチの抄録だった。

さらに、「"Jerusalem Prize"」+「Haruki Murakami」で検索してみたが、これでも見つからない。そこへ「speech」と「text」を加えたがやはりダメ。そこで作戦を変え、抄録の冒頭にある印象的なフレーズ「spinner of lies」を検索語として追加してみた。

すると、「ソウル・サーチン・ブログ」というブログに全文と思われる英文と出典として次のURLが貼られているのを発見。

http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html

どうやらこれがフルテキストらしい。早速『Party in My Library』の方で取り上げた。

ところで、「have a come as」というフレーズだが、フルテキストの方では使われていない。抄録を作成した記者なりライターが文を短くするために用いたと考えられる。また「have a come」という言い方が一般的なものなのかどうかについては、この後も調べてみるつもりだ。それと「a spinner of lies」というのは面白い表現である。今度どこかで使ってみたい。

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コメント

オーストラリア、パース居住のジャックさんのブログ読者です。村上春樹は80年代「ノルウェーの森」で好きになり、「ダンス・ダンス・ダンス」をわくわくしながら読みました。しかしその後のシュールリアリスティックな羊男が出てくるもの(題名は忘れました)から距離を置くようになっていました。
しかしながら、オーストラリアに移住してから、日本の作家の英訳本が唯一可能なのは村上春樹であるという理由から、前述のノルウェー…、ダンス…を含めて、最近では「海辺のカフカ」まで10冊くらい読むことになってしまいました。英語での方が彼の魅力が良く解るのは、私の日本文学の理解力が足りないせいと、英訳者の日本語理解能力が優れているおかげでしょう。
ジャックさんのブログのおかげで村上春樹がイスラエル賞を受け、又受賞のためイスラエルに行ったということを知りました。又受賞の際のスピーチの前文を読めました。ありがとうございました。
村上春樹のファンとはいえないところがまだあるのですが、なんか読んでしまうということは否定できません。
彼の卵の側に自分はいつもあるというフィロソフィーも理解出来ます。
最近読んだ英訳の彼のマラソンをする理由を書き連ねたエッセイには脱帽しました。Nobelistでありマラソン、トライアスロンも続けている村上春樹という物書きに乾杯!!!

投稿: Billabong | 2009年2月19日 (木) 22時27分

Billabongさん、ようこそ!

実は私、(白状すると)「ハルキスト」ではありません。「ノルウェーの森」は読みましたが、「ダンス・ダンス・ダンス」は読んでません。「ねじまき鳥クロニクル」は本屋で立ち読みしただけでザセツしました。で、個人的には「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が好きです。中でも、「百科事典の内容全部をマッチ棒1本(だったかな)の上に表現する方法」(←うろ覚えで、かなり怪しげです。近い内に読み返して、違ってたら訂正します^^;)が印象的でした。あれは確かに理論的には可能で、「すげえ!」と大いに感心しました。
それと彼の「若さ」にも敬服します。ここまで来たら、ノーベル賞取るまで走り続けてほしいですね。

投稿: Jack | 2009年2月20日 (金) 00時58分

「出展」→出典ですね。
careless miss? これまた失敬。
いつも興味深く眺めております。
ご自愛の程。では。


投稿: 序破急。 | 2009年2月23日 (月) 22時53分

序破急。さん

ご指摘をいただきありがとうございました。
修正いたしました。

投稿: Jack | 2009年2月24日 (火) 08時08分

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