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2009年3月 9日 (月)

将棋:第34期棋王戦第3局 佐藤が1勝を返す

昨日(09年3月8日)、将棋の第34期棋王戦五番勝負第3局が行われ、佐藤康光棋王が121手で挑戦者久保利明八段を降し、初勝利をあげた。これで対戦成績は佐藤1勝、久保2勝。久保が棋王位奪取、初タイトル獲得にあと1勝と王手をかけた状態には変わりない。

前回第2局のネット中継が不評であったためだろう、主催者側の要望か、将棋連盟が積極的に動いたのか、この第3局では大平武洋五段をネット中継の解説担当として現地に派遣した。現在C級2組で成績トップであること、ブログを書いているのでネット中継には適しているという判断からの起用だったのだろうか。

戦形は後手久保のゴキゲン中飛車。先手佐藤が早々と2筋から突っかけて行き、角交換の後、▲4一角と打ち込んだ。

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この手は筋の良し悪しだけで言えば「筋悪」だろう。アマチュア初段ぐらいでも思いつく着想ではないだろうか。ただこういう俗っぽい攻めが受け難いことも確か。佐藤は角と金を交換し、その金を2二に打ち込んで飛車と銀の両取りをかけて銀を奪い、角と金銀の2枚替えに持ち込んだ。

この後、大平五段の解説では久保が指しやすいという形勢判断が続いたが、佐藤は2筋にと金を2枚作るという一見重い攻めながら、着実に敵陣へと侵入。5筋、7筋から殺到する久保の攻めをしのぎ、最後は指し切らせての勝利だった。

A級順位戦では星1つ届かず、名人挑戦権を逃した佐藤はここはきっちりと勝ち、唯一のタイトルを守りたいところだろうし、一方の久保は順位戦ではまだ昇級の可能性があるとはいえ、絶好調の今、ぜひとも初タイトルを取っておきたい。だが昨日は、昼のNHK杯(もちろん収録は昨日ではない)とこの棋王戦で2敗を喫し、多少勝ち疲れの感がなきにしもあらずのような気がする。

久保にとっては次の第4局が勝負だろう。それを逃すと、百戦錬磨の佐藤相手に2連敗して最終5局を戦うことになり、相当の不利を強いられる。

次の第4局は09年3月18日(水)、関西将棋会館で開催される。

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