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2009年3月30日 (月)

将棋:第34期棋王戦五番勝負第5局 久保が勝ち初タイトル獲得

佐藤康光棋王に久保利明八段が挑んだ第34期棋王戦五番勝負は、今日(09年3月30)第5局が行われ、106手で久保が勝ち通算成績3勝2敗として棋王位を奪取した。

久保はタイトル戦5回目の挑戦にして初の栄冠を手にした。

この結果、来期は7大タイトルの内、羽生善治名人が合計4冠を保持している以外は、3タイトルをB級1組の棋士が保有するという前代未聞の状況が生まれることになった。

長い歴史を持つ順位戦であるから、こうした“ねじれ”が起こっても不思議はないのだが、よくよく考えてみると、棋士の中に“順位戦重視派”と“他棋戦尊重派”とがいるのではないかという気がしてきた。

ま、そうした“価値観”にかかわるような部分というのは、本当のところはなかなか見え難いもので、推測に推測を重ねる以外ないのだが、「順位戦で成績が上がらなくても、(もっとタイトルの取りやすい)他棋戦でタイトルを狙おうか」という考え方の棋士が出てきてもおかしくはない。

現に渡辺明竜王は順位戦ではB級1組だが、全棋士を対象とする賞金獲得ランキングでは堂々の2位につけている(ただし、渡辺竜王が順位戦を軽視しているという意味ではない)。

順位戦はそこそこの成績でも、(相性のいい)他の棋戦で頑張ろうという考え方 ― ありだと思うのだが、どうだろう。

【追記:上記文で「3タイトルをB級1組の棋士が保有するという前代未聞の状況」と書いたが、渡辺明竜王のブログによると、3タイトルの保持者がA級以外に在籍した状況というのは過去2度あったとのことである。なので、「前代未聞」というのは単に私が寡聞であったということになる。】

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初めて「後手」勝ち越し 08年度公式戦 2008年度の公式戦で後手番が1175勝1164敗(勝率5割2厘)となり、初めて勝ち越した。 将棋は従来から先手が有利といわれてきたが、2008年に関してはそれが覆された。 全ては羽生善治四冠の活躍によるものと、個人的には思っている。 羽生四冠は私が見る限り、後手番になると角交換をする傾向が強い。 ただでさえ、1手損をしているのにさらにここでもう1手損をするなんて愚かだと思ったがさにあらず。 ホントに将棋には無限の広がりがあ... [続きを読む]

受信: 2009年4月 1日 (水) 12時09分

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