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2009年3月20日 (金)

将棋:順位戦などまとめ

このところ将棋関連のエントリーを書いている余裕がなかった。以下、簡単にまとめておくことにする。

■【第67期C級2組順位戦】09年3月10日
昇級は次の3名:
大平武洋五段(31歳)(9勝1敗)
田村康介六段(32歳)(8勝2敗)
戸辺 誠四段(22歳)(8勝2敗)

C級2組順位戦で驚いたのが、▲遠山雄亮四段-△中村亮介五段の一戦。中村が遅刻し、対局室に入ったのは定刻から1時間57分遅れの午前11時57分。同11時59分対局が開始されたが、中村は規定により遅刻時間×3の時間を差し引かれ、対局開始時点で既に持ち時間はわずか9分。先手の遠山が初手7六歩と指した段階で昼食休憩に入るという珍しい展開になった。

持ち時間が少ない中村だったが、ほとんどノータイムで指し進め、結局91手で勝ってしまった。実質消費時間は6分だった。負けた遠山は自身のブログで「開始前にトラブルがあり、ふわついた気持ちのまま入ってしま」ったと反省しきり。

■【第58期王将戦七番勝負第6局】09年3月11、12日
羽生善治王将・名人が99手で挑戦者深浦康市王位を降し、対戦成績を3勝3敗のタイとした。最終第7局は3月25、26日に山形県天童市で行われる。またもやフルセットとなった羽生-深浦の戦い、勝敗はまったく予想がつかない。

■【第44回奨励会三段リーグ戦】09年3月14日
四段昇段者は次の2名:
澤田真吾三段(16歳)(14勝4敗)
大石直嗣三段(19歳)(13勝5敗)

将棋棋士の多くが(棋士人生の中で)「四段になった時が一番うれしかった」と言う。見事プロ棋士の仲間入りを果たした2人、これからの活躍を期待したい。因みに澤田は来期、現役最年少棋士ということになる。

■【第67期C級1組順位戦】09年3月17日
昇級は次の2名:
安用寺孝功六段(34歳)(9勝1敗)
窪田義行六段(36歳)(8勝2敗)

このクラスでの注目は▲窪田義行六段-△北島忠雄六段戦。結果から言えば、窪田が勝って昇級を決めたのだが、その手数がすごかった―261手。終局時刻は日付が変わった翌3月18日午前2時13分。 C1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

窪田が勝つには勝ったのだが、ネット中継の投了局面のコメント欄に「254手目△9二金(上図参照)のところで△8二銀(!)▲同龍△3一金(!)▲同玉△6四角の王手竜取りで持将棋の可能性が高かった」とあり、この手順を発見したのが戸辺誠・新五段であったことが「渡辺明ブログ」で明らかにされている。すごい手順があるものだ。

■【第34期棋王戦五番勝負第4局】09年3月18日
挑戦者久保利明八段の2勝1敗で迎えた第4局は、142手で佐藤康光棋王が勝ち、対戦成績を2勝2敗の五分に戻した。こちらも王将戦同様、最終局(09年3月30日)でタイトルの行方が決せられることになった。

■【第67期B級2組順位戦】09年3月19日
昇級は次の2名:
松尾 歩七段(28歳)(8勝2敗)
豊川孝弘六段(42歳)(8勝2敗)

どんな事情があったのかは分からないが、このB級2組順位戦のネット中継は、東京将棋会館(7局)が「名人戦棋譜速報事務局」の担当で、関西将棋会館(5局)の方は「凛記者」が受け持っていた。

凛記者は、3月11、12日に行われた第58期王将戦七番勝負第6局▲羽生善治王将・名人-△深浦康市王位戦で、青葉記者に代わって急遽中継を担当した人で、ネット中継の経験が浅い、若い人のようだ。「名人戦棋譜速報事務局」の方は具体的にはどんな人物が入力操作等を行ったのか不明だが、やはりネット中継の経験は少ない人と思われる。関西の凛記者はミスなく中継業務を進めていたが、「名人戦棋譜速報事務局」氏の方は棋譜入力でミスがあった。

途中から、大阪は「翔記者」が、東京は「銀杏記者」が加わり、さらに「烏記者」も、自主的に関西将棋会館に向った様子。場合によっては、中継業務に参加する心づもりだったようだ(参考)。

決して、凛記者や「名人戦棋譜速報事務局」氏を非難するつもりはないが、やはり大事な順位戦の中継で、経験の浅い人たちに5局も、7局も1人で担当させるというのは無茶な話で、有料サイトとしてユーザーを軽視した態度だと言われても仕方のないところである。

来月から始まる名人戦七番勝負では万全の態勢で臨むことを希望する。

【09年3月21日:日付順に記述内容を並べ替えました。】

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