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2009年4月21日 (火)

将棋:第67期名人戦七番勝負第2局1日目

羽生善治名人先勝を受け、第67期名人戦七番勝負第2局が今日と明日(09年4月21、22日)の2日間、熊本県の熊本城で行われる。

その第1日目、戦形は第1局に続いて相矢倉となった。途中、多少手順の違いはあるもののほぼ定跡に従った形で指し手が進み、46手目に挑戦者郷田真隆九段が△3三桂と跳ねたところで、羽生が手を封じて差し掛けとなった。

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ネット中継『名人戦棋譜速報』によると、上図の局面は過去に17局あり、先手11勝、後手4勝、千日手と持将棋が各1とのことである。

第1局でもそうだったが、郷田は不利なデータが残る展開でも果敢に挑むように指し進めているが、そこには当然、研究による何らかの裏付けがあるのだろう。しかし、第1局では羽生の機敏な応対で、その研究手順をはずされてしまったのか、特に新しい手を見せることなく終ってしまった。果たして本局では用意の一手を披露する場面があるだろうか。

後手は金銀4枚が左辺に集まり、右辺には飛車角だけと、少々バランスの悪い陣形で、このままでは攻勢を取ることは難しそうだ。先手に攻めさせて、カウンター攻撃を狙わざるを得ないだろう。

封じ手の予想は▲6五歩が大本命のようだ。▲6五歩~▲7五歩と、先手は後手陣が手薄な6、7筋から戦端を開くことになるのだろう。

ところで、今期名人戦は対局場が従来とはかなり異なっている。

◇第1局:椿山荘(東京都文京区)
◇第2局:熊本城(熊本市)
◇第3局:福寿会館(広島県福山市)
◇第4局:金剛峯寺(和歌山県高野町)
◇第5局:秋田キャッスルホテル(秋田市)
◇第6局:東本願寺(京都市)
◇第7局:ホテルフォレスタ(愛知県豊田市)

将棋タイトル戦の会場といえば旅館やホテルというのが通り相場だったが、今期の名人戦では7局中4局が、そうした宿泊専門施設以外で行われる。発表になった時から不思議に思っていたところ、朝日新聞の観戦記に「今期の七番勝負は対局場を公募した」という説明があった。応募は18件あり、その中から上記の7ヶ所が選ばれたということである。

七番勝負の会場になるということは5局目以降となった場合、対局自体がなくなってキャンセルということもあり、受け入れ側としてはリスクを覚悟しなければならない。無論、会場としてその名前がテレビや新聞等に取り上げられることによる宣伝効果を考えればメリットもあるわけだ。とはいえ、キャンセルになることを覚悟で準備だけは怠りなく進めねばならないというのも、関係者にとっては決して小さくない負担である。

名人戦の七番勝負はほぼ2週間の間隔で日程が組まれているが、キャンセルとなった場合の対局場への影響を少しでも緩和する意味も含まれているのかも知れない。

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