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2009年4月22日 (水)

将棋:第67期名人戦七番勝負第2局 郷田が勝ち1勝1敗に【追記あり】

昨日(09年4月21日)から、熊本城で指されている第67期将棋名人戦七番勝負第2局▲羽生善治名人-△郷田真隆九段戦は今日2日目の戦いに入った。

【封じ手】
羽生の封じ手は大方の予想通り▲6五歩だった(下図)。

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上図から、後手が7三に角を引いた後、8筋の歩を突き捨て、さらに9筋からの端攻めを敢行。△9五同香と歩を取ったところで昼食休憩に入った(下図)。

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郷田の早い反発がやや意外だったが、ここで一気の決戦に持って行くのかとなるとそれは疑問に思える。何といっても、後手の金銀が偏りすぎていて攻め駒が足りない。ここは将来の攻め味を残す狙いか。

再開は午後1時半。

【再開後】
昼食休憩再開後の手順=▲9六歩△同香▲9七歩△同香成▲同桂△8四歩▲9六香△7二飛(下図)。

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NHK BSで朝日新聞の村上記者(東公平氏に代わってこの人の第1局観戦記が本紙に掲載されている)が、タイトル戦で城が対局場に使われたのは初めてのことだと紹介していた。ということは、家元制度があった江戸時代以降、初の「お城将棋」ということになるのだろうか。

本局も長手数になるというのが控室の予想。

【夕食前】
夕食休憩までに82手まで進み、休憩明けに羽生が▲2五歩として下図になる。

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【19:00】
この少し前までは先手指しやすいの声が多かったようだが、現局面では「難解」というのが鈴木大介八段、高橋道雄九段の見方である。郷田の残り時間が1時間を切った。

【100手目】
午後8時40分過ぎ、後手が9四歩と指した局面。控室でも優劣の判断がつかないようだ。

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先手玉はいかにも危なかっしい格好をしているが、▲8六角と後手玉を直射する位置に角を据えつける順があり、角がそこまで上がれば素人には先手の方がよいのではないかと思える。

【152手】
上図から延々と指し継ぐこと52手、郷田の玉が羽生陣に入り、最後の一矢▲4九香に△5七玉と体をかわしたところで羽生が投了。終局時刻が午後10時を過ぎるという大熱戦だった。

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途中先手に勝ちがあったのではないかと言われているが、分からない。ただ140手目に郷田が△7七成銀と先手の角を取って詰めよをかけた段階では、もう先手に勝ち筋はなかったようだ。

これで星勘定は1勝1敗の五分となった。第3局はGW明けの5月7、8日に広島県の福寿会館で開催される。

【追記】
やはり先手の羽生に勝ち筋があった。

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上図は130手目△9五桂打としたところ。だが、この手は詰めろではない。本譜で羽生は▲7七金と逃げたが、代わりに▲5一角打としておけば先手の勝ちだったろうというのが感想戦での結論。▲5一角の後は、△8七桂成▲8九玉△4三玉▲5六桂△6四銀▲5五歩(下図)で後手に受けがない。

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この時両者共に秒読みに入ってはいたが、わずか7手でほぼ必死の形に持ち込める手順に気づかなかったのかと思うと残念である。この敗戦があとを引かないことを祈ろう。 

羽生名人の終局後インタビュー

郷田九段の終局後インタビュー

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