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2009年4月 8日 (水)

“羽生ルート”探索

明日(09年4月9日)から第67期将棋名人戦が始まる。既にネット上や、新聞、専門誌紙でも勝敗予想や戦形予想などが取り上げられており、今さら屋上屋を架してもという思いもあり、今日は羽生名人に絡んで軽い話題を一つ。

NHKの人気テレビ番組『プロフェッショナル:仕事の流儀』に羽生名人が登場した時のこと。千駄ヶ谷にある将棋会館で対局がある日、名人は渋谷駅から歩いて行くことが紹介され、実際映像でも渋谷駅から将棋会館まで歩く姿が映し出された。無論時間の都合もあり、途中は省略されていて渋谷駅から将棋会館までどんな道順なのかは分からない。

以来気になっていたのが、「羽生さんはどんなルートを通っているのだろうか」ということ。

そこで地図を使って“羽生ルート”の探索を試みた。渋谷駅と将棋会館の位置関係は下図の通りで、直線距離にすれば2km少々である。

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探索に当たっての基本方針は次の通り。

(1) JR渋谷駅ハチ公口を出発地、将棋会館を目的地とする。
(2) 将棋会館へは千駄ヶ谷駅とは反対方向から到達する。
(3) 最短距離を行く。

(1) については、『プロフェッショナル:仕事の流儀』の映像から「ハチ公口」と判断した。

(2) は渡辺明竜王がブログに書いた次の記述がヒントになった。

「羽生三冠は千駄ヶ谷駅と逆方向から来るので不思議に思っていたのですが謎が解けました。」

JR千駄ヶ谷駅は将棋会館に最も近い駅で、距離にして500m少々。おそらく大半の棋士がこの駅を利用しているものと思われる(下の地図参照)。しかし羽生名人はそれとは逆方向、即ち地図で言えば左の方から将棋会館に来るということである。

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(3) は合理的な羽生名人のことだから、無駄な距離を歩くことはないだろうし、また長年通いなれたルートであることから、自然と最短距離となる道順を選び出しているに違いないという予測による。

最初に使用したのは“マップメーター”と東京10000市街道路地図 (ワイドミリオン)

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マップメーター(またはマップメジャー[写真])とは、メーターの下にある小さなホイールで地図上をなぞることで距離を測定する器具で、写真には地図上で渋谷駅から将棋会館までの距離を測った結果(約26cm)が示されている。これに縮尺を掛ければ実際の距離を求めることができる(26cm×10000=2.6km)。

さてルートの検索であるが、先ず明治通りか青山通りかの判断では、圧倒的に明治通り経由の方が距離が短いことが分かる。因って、渋谷駅から明治通りを北上し、原宿表参道を過ぎた後、どこかで右折して千駄ヶ谷方面に向かうと想定した(上掲地図参照)。

マップメーターを使っていろいろと計測した結果では、渋谷駅→将棋会館は実測距離で2.6km前後だろうということが判明した。

さてここから“最短ルート”の絞り込みに入るのだが、10m単位の計測にはマップメーターと地図帖の組み合わせでは少々無理がある。そこで利用したのが「ジョギングシミュレーター」。これは一般的なナビゲーションソフトと違い、自動車で走行するルートではなく、人間が歩く・走るルートを検索するためのもので、道順の選択が細かく指定できるので10m単位の距離測定に向いている。

ところが、あれこれルートを調べたのだが、なかなか2.6km以下にならない。と言うよりも、2.6kmあまりのルートが複数存在する。それではどれが“羽生ルート”か最終的に判断できない。そうこうしている内に、条件(2)に反するルート(つまり、千駄ヶ谷駅方面から来るルート)で2.6kmを切る道順を発見した。そこで、その道順を少し変更して(微調整して)、どうにか条件(2)をクリアすることができた。

こうして得たのが下の“Jack版羽生ルート”である。総距離2491mで(わずか9mだが)2500mを切ることができた唯一のルートである。

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これが果たして本物の“羽生ルート”にどの程度近いものか。確かめたい気持ちもあるが、シミュレーションに留めておくのも余韻があってよいだろう。

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