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2009年4月14日 (火)

大統領一家の犬

Photo米国オバマ大統領一家が飼う犬が決まったというニュースが流れた。これからしばらくの間、左の写真がネットを飛び交うだろう。

犬種は「ポルトガル・ウォータードッグ」(日本ケンネルクラブの表記は「ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ」)、生後6ヶ月のオスで名前は「ボー」 (写真はだいぶ以前に撮ったものだろう)。

調べてみたところ、このポルトガル・ウォータードッグというのは大きさとしては中型(オス19~27kg、メス16~23kg)に属し、総じて扱いやすい犬のようだが、毎日相当の運動が必要なことや、少々しつけ難い面もあるようで、初めて飼う犬には適していないように思える。2  

Portuguesewaterdog

 

 

 

 

20kgといえば人間なら小学校1、2年生の体重で、それを超える体格の犬であればトレーニング(しつけ)は不可欠だ。トレーニングせずに飼うのは無謀であると同時に、周囲に対して無責任であるとも言える。大統領であれば専属トレーナーを雇うこともできるだろうが、一般人がムードに流されて安易に飼うのは避けた方がよさそうだ。

かつて「シベリアン・ハスキー」が大ブームになった時、「カッコいい」というだけで飼い始めたものの、トレーニングができず、手に負えなくなって捨てたり、保健所に処分を頼んだりといった悲劇が多く発生した。犬を飼う人は「犬は、しつけてはじめて犬になる」ことを肝に銘じてほしい。

当初、「雑種」でもいいから、「保護された犬」を飼うと発言していたものの、娘の1人にアレルギーがあることから、選択の基準を「アレルギーを起こし難い犬種」に切り替えたという“準備不足”を露呈したことがあるオバマさんだが、最終的にラブラドール・リトリーバーとポルトガル・ウォータードッグの2種に絞り込み、今回の決定に至ったようだ。無論、その陰には奥さんの意見も大きく作用したに違いない。

ポルトガル・ウォータードッグの日本での人気・知名度はまだ低いようで、日本ケンネルクラブへの登録は過去10年でわずか68頭だけである。

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コメント

なんだか、見るからに「人間の都合で交配改良された」みたいな犬ですねぇ...好きになれないなぁ。

投稿: baldhatter | 2009年4月14日 (火) 15時48分

違和感を感じたのは、おそらく毛の刈り方のせいだと思います。おしりの部分は本来の毛を刈り取ってあり、普通は体の前半分と同じカールした毛で全身が覆われています。なので、毛を刈らない状態で見ると、このポルトガル・ウォータードッグという犬種はなかなかバランスの良い体形をしていますよ。
ドッグショーを主催するケンネルクラブ(英国)では、犬種によって「clipping」を認めています。たとえば、プードルのあの奇妙な毛の刈り方がその代表。ポルトガル・ウォータードッグの場合、写真のような「ライオン・クリップ」と、全身の毛を数センチに刈り込む「リトリーバー・クリップ」の2種類が認められているそうです。
ま、それも言ってしまえば、ドッグショーという品評会の選考基準として使われるということで、「人間の都合」という点には変わりないかもしれませんね。
たぶん、オバマさんちではclippingはしないだろうと予想しています。
クリッピングをしていないと思われるポルトガル・ウォータードッグの写真を見つけたので貼っておきました。

投稿: Jack | 2009年4月14日 (火) 23時55分

アメリアのトライアル課題(先月)を思い出しました。人間の都合で作られた動物なんですね、犬って。
英国のリーズ城に行ったら、狩猟犬の展示がありました。首輪とか、犬種の説明なんですけど。
ウェールズでルームメイトだったおじいさんは、毎月ドックショーに行ってました。交配改良されたり、毛を人間の美的感覚で刈られたり、服を着せられたり、犬も大変です。
ハスキーはカナダでもよく見ます。飼い犬より、犬ぞり用かな。
カリフォルニアに行ったとき、町中で秋田犬に会いました。でも日本ではあまり見ない、黒い大きなブチがありました。日本ではこういう柄の秋田犬は人気がないそうです。

投稿: pompon | 2009年4月15日 (水) 22時56分

あー、道理で。
これならフツーに可愛いですね。ヌイグルミみたい。

投稿: baldhatter | 2009年4月15日 (水) 23時16分

pomponさん

イヌは人間が最初に家畜化した動物の一つと言われてますね。かつては、生活に欠かせないパートナーでしたが、今はペットとして飼われることが多く、そのために1kg足らずのチワワから、70kgを超えるセントバーナードまで、大きさもさまざまな犬種が「作出」されています(この言葉もある意味、すごいですよね)。
確かに、人間の身勝手の所産なのですが、既に存在し、飼う以上は、イヌにも人間の環境で生きていくルールを教え、途中で遺棄や殺処分といった悲劇にならないようにするのが、飼う側の最低限の義務だと思います。日本では年間30万頭のイヌが殺処分されているということです。

baldhatterさん

オバマ一家の「ボー」の映像が公開されましたね。どうやら「ライオン・クリップ」にはしていないようで、ほっとしました。

投稿: Jack | 2009年4月16日 (木) 13時19分

さ、さ、三十万頭!?!?
これってイヌだけですよね? んまあ、人間ってなんて勝手なんでしょう。。。\(*`∧´)/

投稿: pompon | 2009年4月16日 (木) 23時09分

>これってイヌだけですよね?

あやふやな記憶で書いてしまったので調べてみました。ところが私が読んだ新聞記事は確認できず。確認できた限りでは、こちらのデータが最も客観的で信頼できそうです。↓
http://www.alive-net.net/companion-animal/hikitori/gyousei_enquete/zenkoku2003.htm

犬よりも猫の方が多いんですね。両方をあわせると44万頭とは…

投稿: Jack | 2009年4月16日 (木) 23時56分

Jackさん、わざわざありがとうございます。
日本だけでこの数。。。
こちらの猫はもともと大きいのですが、去勢/避妊手術をされていると余計に大きくなるそうです。
イヌはあまりわかりませんけど、猫より手術を受けさせられる確率が少ないのかも。

投稿: pompon | 2009年4月17日 (金) 03時36分

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