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2009年5月24日 (日)

ギャラリースコープ【2】

単眼鏡について何も知らなかったと書いたが、実は今回本腰を入れて調べる前に、2度ほど単眼鏡を手にしたことがある。

一度目はホームセンターで売っていた2,000~3,000円のモノを手に取り、実際にのぞいて試したのだが、何となく決心がつかず、買わなかった。

二度目は東急ハンズで、やはり最初は数千円クラスの品物を手にしたのだが、どうにも見え方が気に入らない(どうやらホームセンターで購入しなかったのは、無意識に見え方に不満を感じたからのようだ)。すると店員が別のショーケースからドイツ製だという単眼鏡を取り出してきた。

試すと、それまで見てきた製品とは明らかに見え方が違う。尋ねると、「エッシェンバッハ(Eschenbach)」というドイツの有名なメーカーだという。その時はほとんど買う気になったのだが、15,000円近い値段で逡巡し、ぎりぎりのところで踏みとどまった。

今回少々詳しく調べた結果、私の用途では「最短合焦距離」が重要だと書いたが、東急ハンズで見たエッシェンバッハの単眼鏡はバードウォッチングなどのフィールド用で最短合焦距離が5mもあった。買わずに帰ってきて正解だった。

単眼鏡を作っているメーカーはけっこう多い。私が調べた範囲でも国内外合わせて10社以上あった。その中で、国内で比較的容易に入手できる製品に絞って候補を選び出した。メーカー名で言うと、ニコン(Nikon)、ビクセン(Vixen)、トスコ(Tosco)、ミノックス(Minox)、ケンコー(Kenko)、エッシェンバッハ、ツァイス(Zeiss)である。

さらに、その中から次の4つの製品に絞り込んだ。

  エッシェンバッハ
パノラマクラブM
ケンコー6x16EX ケンコー8x32 ツァイス6x18T*
本体サイズ 80x35x25 φ30x72 φ41x135 φ30x94
本体重量 65g 61g 180g 58g
対物鏡径 16x12.5mm 16mm 32mm 18mm
明るさ 4 7.13 16 9
倍率 8倍 6倍 8倍 6倍
1000m先の視野 122m 160m 130 122m
射出瞳径 2.0mm 2.67mm 4.00mm 3mm
アイレリーフ 不明 9.8mm 17mm 15mm
最短合焦距離 1.5m 0.25m 0.70m 0.30m
薄暮係数 11.3 9.8 16 10.4

エッシェンバッハの「パノラマクラブM」は美術館などでの展示品観賞専用で、視野が四角形であるなど絵画の鑑賞を意識したユニークなデザインになっている。ただ、最短合焦距離が1.5mと長いのが難点で、この4つの中では最初に外した。

次にケンコーの2製品だが、スペック上では8x32の方が良いのだが、こちらも最短合焦距離が0.7mとやや長いのが気になる。ツァイス6x18T*はスペックに関しては申し分なしだが、問題はその値段。メーカー希望小売価格で42,000円もする高額品である。因みに、エッシェンバッハパノラマクラブMは20,790円、ケンコー6x16EXは10,000円、ケンコー8x32は15,000円である。無論、ネットなどでの実売価格はこれよりも低い。

最終的に、ケンコー6x16EXかツァイス6x18T*のどちらかにしようというところまでは漕ぎつけたのだが、この2つのどっちにするかで1週間ほど考えた。端的に言って、値段があまりに違いすぎる。

そして最後の決め手になったポイントが2つあった。ひとつはカメラに詳しい(というか、プロの)知り合いから聞かされた、「レンズはスペックだけじゃ分からないよ」の言葉である。もうひとつはネット上でツァイス6x18T*が3万円を切る価格で売られているのを発見したこと。

そう、私は最終的にツァイス6x18T*を選択した。購入価格は29,000円也。初めてホームセンターで手にした単眼鏡と比較すればおよそ10倍である。当分倹約を心がけなければいけない。

さて、そのツァイス6x18T*の使い心地についてだが、それはまた改めてご紹介することにする。

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