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2009年5月31日 (日)

ギャラリースコープ【3】

4美術館などでの展覧会用にギャラリースコープを購入したことはちょうど1週間前のエントリーで取り上げた(参照)。

購入したのは“ツァイス6×18T*”という製品だったが、使ってみての感想を簡単に書いておく。

ギャラリースコープを持って行ったのは『板谷波山をめぐる近代陶磁』展。

私は展覧会には平日に行くことにしているため、観客が少なく、ゆっくりと展示品を観ることができた。また展示ケースも小ぶりで、かなり近くから作品を見ることができる。その結果、0.3mというこの単眼鏡の最短合焦距離が威力を発揮することになった。

Photoたとえば、初代宮川香山の「依仁清意孔雀形香炉」(左)という作品は孔雀の羽の1枚1枚が丁寧に描きこまれているのだが、単眼鏡を通して見るとその細工のこまかさ、筆致の繊細さを見て取ることができる。また画像の明るさも申し分ない。以前、東急ハンズで試したエッシェンバッハのフィールド用単眼鏡以上に明るいと感じた。

これも前のエントリーで取り上げたが、カメラのプロが言った「レンズはスペックだけじゃ分からない」という言葉は、実は明るさや透明度などレンズ自体が持つ特性がカールツァイス製レンズはすぐれているため、同じようなスペックでも実際には明らかな違いが生じるという意味だった。

2一応どれくらい“見かけの大きさ”が違うものか、写真を撮ったので掲載する。あまり写りがよくないし、実際の倍率とは微妙に違うのだが、だいたいこんな程度だというイメージはつかんでいただけると思う。

上が肉眼で見た大きさで、下がツァイス単眼鏡で見た場合の大きさである。キーボードまでの距離はおおよそ40cm。

3今回使ってみて、いわゆる“見え方”には満足したのだが、3点ばかり不満も発見した。

まず焦点を合わせるのは本体を伸縮(スライド)させる方式なのだが、これが少々操作しにくい。少なくとも片手でOKというわけにはゆかない。

次に、その価格の割りに高級感、質感といったものが感じられない。“ZEISS”のロゴを隠して値段を言わせられたら、「3,000円」と答えてしまいそうだ。

そして、首にかけるストラップが付いているのだが、それの本体への取付け方が特殊で、万一ストラップが切れたら、簡単に取り替えることができそうにない点も気になる。

まだ使い始めたばかりなので、上記の不満が今後、その基本性能の高さによって打ち消されることになるのか、それとも増幅されるのかは分からない。

使っていってみて、何か感じることがあったらまたここでご紹介することにする。

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