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2009年5月29日 (金)

時太山暴行死事件:元親方に有罪判決

2007年6月に大相撲の力士時太山(本名斉藤俊さん、当時17歳)が兄弟子らの暴行を受けて死亡した事件で、名古屋地裁は斉藤さんが所属していた時津風部屋の元親方山本順一被告に懲役6年の実刑判決を言いわたした。

これで事件にかかわった4人全員に有罪判決が出されたことになる。

特に“主犯”といえる山本被告は他の3人(元兄弟子たち)と異なり、事実関係で争う姿勢を示してきたが、裁判所はその主張をほとんど否定した形になった。

遺族は一応の決論を得て、少しは胸のつかえが軽くはなっただろうが、大切な子どもを失った悲しみは一生消えることはないのであり、それに比して加害者の懲役6年という刑が果たして妥当なものかという点は、この種の事件で常に思うことである。

また被告は判決が出た今日(09年5月29日)、即日控訴したとのことで、最終決着は最高裁まで行く可能性もある。

裁判というのは判決が出るまで、関係者は非常に不安な日々を送らざるを得ず、また判決が出た後も控訴や上告で争いが長引けば、判決が覆されるのではないか、覆されないまでも刑が軽減されるのではないかと苦しい日々が続くことになる。被害者やその家族、遺族はその過程で何度も何度も同じ相手によって傷つけられるのだ。

被害者や家族、遺族が納得し、加害者も相応の罰を受ける--完全ならざる人間が裁くのであるから、完全はあり得ないのだろうが、できればそんな裁判が実現してほしいものである。

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