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2009年6月23日 (火)

将棋:第67期名人戦七番勝負第7局1日目

名人位の行方が決する第67期名人戦七番勝負第7局が始まった。

第7局は改めて先後を決める規定で、振り駒の結果羽生善治名人が先手番に決定。

初手は▲7六歩だった。

後手挑戦者郷田真隆九段の初手は△8四歩で、両者の得意形である矢倉戦の出だしとなる。▲6八銀△3四歩…と、すらすらと駒組みが進んで行き、これは両者相矢倉で暗黙の合意に達したのだろうと思いきや、10手目郷田の手が止まる。普通なら△4二銀なのだが、郷田がなかなか指さない。

結局1時間以上を費やして考慮した結果の指し手は△5二金右(下図)。

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現在は16手目△4四歩の局面(下図)で、羽生が長考したまま昼食休憩に入った。

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先手は矢倉囲いを目指す形だが、後手の方は左美濃。自在型の羽生が矢倉以外の戦形を選ぶのは分かる。とはいえ、居飛車党郷田を相手の名人戦で振り飛車という選択はない。自在型とはいえ、居飛車が自分の将棋であることを自覚している。一方の郷田は前の第6局とこの第7局に関しては矢倉を避けているように見える。

もちろん、上記の局面から矢倉に組み直す可能性はあるのだが、そうなったとしても正攻法がイメージとしてある郷田にはふさわしからぬ選択という気がする。

再開は午後1時半【午後1時記す】

午後再開後、先手が早囲いを目指すと、後手は右銀を繰り出し、攻めの姿勢を示す。3五の歩交換があった後、先手は角を浮いたまま、▲4六歩と突く(下図)。「これまで見たことのない新構想」(渡辺竜王)とのことである。

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これが通常の矢倉囲いならば、後手の銀が3三にいるので、△3四金~△2五金と先手の角を追い回せるのだが、銀が3二にいるため、△2五金の時に▲4四角と歩を取られ、その瞬間に勝負ありとなってしまう。

どうやらこの▲4六歩が一つの分かれ目になりそうだ。

上図から後手郷田が△7二飛と、▲4五歩に備えたところで羽生が次の手を封じた(下図)。

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次は▲7六歩が第一候補で、▲4七銀もあるというのが控室の予想。消費時間は羽生4時間5分、郷田4時間6分。

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