「どうぶつしょうぎ」は届いたけれど
(09年)4月28日に取り上げた「どうぶつしょうぎ」が先週届いた(写真のケースは家にあったものを利用したので、付属品ではない)。
早速、娘と対戦したが、結果は五分。けっこう、長手数になったりもして、「どうぶつしょうぎ」侮りがたしである。
ところでこの「どうぶつしょうぎ」は日本女子プロ将棋協会(LPSA)という女性プロ棋士の団体に所属していた北尾まどか初段が考案し、同じくLPSA所属の藤田麻衣子1級がイラストを担当して制作したものである(参照)。
その考案者北尾初段が6月1日付でLPSAに退会届を出した。なんとも不可解な行動である。一応、本人の弁によると、(LPSAにも日本将棋連盟にも属さずに)フリーな立場で、棋士としての活動を続けたいとのことであるが、少なくとも戦後、プロ将棋の制度が整備されてからは、これまで団体に所属しないで棋戦に参加したプロ棋士は存在しない。
厳密に言えば、男性棋士(全員が日本将棋連盟所属)と女性棋士(日本将棋連盟とLPSAに分裂)とでは、その身分に違いがあり、日本将棋連盟に所属する女性棋士たちは連盟の正会員ではない。
そうした背景もあってか、日本将棋連盟は(LPSAも)北尾初段のフリー棋士という立場を受け入れ、今後も従来通り棋戦への参加を認める方針のようだ。だが、果たしてフリーの棋士というのが存続し得るのか、これからが注目される。
ところで、正会員である男性棋士に関しては、このような動き(=独立)は決して認められないだろう。日本将棋連盟を退会した途端、参加できる棋戦はなくなるものと思われる。男性棋士にフリーという立場を認めた場合、日本将棋連盟の存在基盤が揺らぎかねないからである。
だが万一、北尾初段のケースが成功したら…男性棋士にも追随する者が現れないとも限らない。
現在、将棋界には問題が山積している。女性棋士の分裂もその一つであり、ほかにも中短期的、大規模小規模、金銭がらみ、感情的軋轢などなど、様々なものがある。せっかくの将棋という優れたゲームが、そうした将棋界の問題のせいでイメージダウンとなり、ファン離れを引き起こしたり、新しい将棋ファンの獲得に支障を来たすことがあってはならない。
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コメント
> 結果は五分
五分間で終わったのかと思いました。でも、その後に「長手数になったり」とあって、???
引き分けだと気づくのにたっぷり半日かかりました(^-^;
投稿: pompon | 2009年6月 6日 (土) 06時23分
将棋と違い、「どうぶつしょうぎ」は負けてもあまり悔しさを感じません。家族や友人とのコミュニケーションツールとしての効用も見込めるのではないかと思います。
大してかさばらないので、友だちとの旅行などに持って行くなんて手もありかと。絵と点で表現されているので、言葉の壁はほぼありません(ルールに将棋がらみの部分があるので、そこの説明が必要でしょうか)。
投稿: Jack | 2009年6月 6日 (土) 19時40分