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2009年7月 2日 (木)

一年の臍

Photo_2古来、1年の真ん中頃に当たる6月30日を体の中心にある「へそ」になぞらえて、「六月三十日(みそか)は年の臍」といった。「1年も半分を過ぎたぞ」と注意を喚起し、怠惰に流れることを戒める意味を持つ言葉だろうが、本当の「一年の臍」は今日7月2日である。

旧暦では1年の日数が年によって異なり、平年で約354日、閏年(今と違い、「閏月のある年」の意味)で約384日だった。そこで、概ね1年の中頃に訪れる6月30日を「臍」に擬したのだろう(これを「7月1日」にしなかったのは、誕生日よりも命日を尊び、初めよりも終りを重視する文化的影響だろうか)。

ところが今のグレゴリオ暦では1年は365日(閏年は366日)と決まっており、1月1日から7月1日までの合計日数が182日、7月3日から12月31日までが同じく182日で、7月2日は年初からも年末からもちょうど183日目となる。

ついでながら、閏年で「臍」に相当するのは7月3日午前0時となるのだろう。

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