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2009年7月29日 (水)

中田横浜市長辞任

昨日(09年7月28日)、横浜市の中田宏市長が辞意を表明した。財政再建に目途が立ったこと、新たな政治活動に専念したいこと、今辞めれば次の市長を選ぶ選挙を衆院選と同日に行えるので10億円からの経費節減になることなどが理由として挙げられたようだ。

ただ4年間やってくれるというから投票した市民としてはやはり釈然としない。

財政力指数というのがある。基準財政収入額を基準財政需要額で割った数値で、平たく言えば、入ってくるお金と使うお金の差であり、これが1以上であれば、入ってくるお金の方が多く、1未満であれば入ってくるお金に対して使うお金が多すぎる、いわゆる赤字である。

横浜市の財政力指数は次のようになっている(資料:横浜市行政運営調整局財政部財政課、人材組織部人材組織課)。

平成14年度(2002年度) 0.882
平成15年度(2003年度)  0.899
平成16年度(2004年度)  0.915
平成17年度(2005年度)  0.929
平成18年度(2006年度)  0.950
平成19年度(2007年度)  0.980

確かに財政状態は改善しているようだ。その他の財政関連の数値も概ね良化している。市長自らが胸を張って言ったように、財政の健全化に関しては実績があったと言えるのかも知れない。

しかし一市民の感覚としては、あまり市政が変わった、良くなったという実感はない。これで子どもが市立校に通っていたら、細かいところで変化が見えたのかも知れないが、中田氏が市長になった年に長女が横浜市立高校を卒業し、1年で長男が市立中学校を卒業して県立高校へ、2年後に次女が市立小学校から国立中学校へと移ってしまったので、学校がらみでの変化というのはまったく分からない。ただし、未だに横浜市立の中学校には給食はないようだ。

また地元に住んでいると、マスメディアに大々的に取り上げられた女性関係以外にも様々な噂が聞こえてもくる。すべてが真実だとは思わないが、そうした風聞から推し量ると、どうも中田市長は一般受けは良かったものの、近くにいる人たちの評判があまり芳しくなかったのではないかという気がする。

中央では2代続けて内閣総理大臣が任期途中でさっさと辞めてしまい、先ごろは県民に大人気の東国原宮崎県知事も国政への転身だ、辞職だと騒ぎになった。どうにも政治家の腰が軽いという印象がある。選ばれた以上、不祥事で辞める以外は任期を全うするのが最低限の使命ではないだろうか。

これで次の市長を選ばざるを得なくなった横浜市民としては、今度は任期の途中で辞めないというのも選択基準に入れたくなるところだ。

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