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2009年8月27日 (木)

要らぬもの:ネガティブキャンペーン

Photo先日郵便受けに左のような小冊子が入っていた。

自民党が製作したもので、タイトルは『知ってビックリ 民主党 これが実態だ!!』、「労働組合が日本を侵略する日」というサブタイトルまで付いている。

PDF版はこちら

内容は、労働組合を支持基盤とする民主党が政権を取れば、日本は労働組合のなすがままになるという自民党一流の論理で、民主党が掲げている「改革」を激しく非難している。

ただし内容を見てみると、真正面からの批判というよりも選挙のために相手方のイメージを損ねることを狙ったネガティブキャンペーンとしての色合いが濃い。「公開会社法」に対する批判では、「監査役・監査委員会に従業員代表を加えることを義務付け」ていて、それが「経営陣が会社を救うために人員整理や事業売却というギリギリの決断を」した場合に、「労働組合がその決定を差し止めることが可能とな」るとしているが、その根拠として取り上げたのは「民主党 INDEX2009」という政策集で、そこには次のように書かれている。

「株式を公開している会社等は、投資家、取引先や労働者、地域など様々なステークホルダー(利害関係者)への責任を果たすことが求められます。公開会社に適用される特別法として、情報開示や会計監査などを強化し、健全なガバナンス(企業統治)を担保する公開会社法の制定を検討します。」

これが「民主党 INDEX2009」にある全文だが、ここからどうやって上記のような批判が可能になるのかが分からない。或いは、ほかに根拠となる資料を自民党は持っているのだろうか。だとしたら、「民主党 INDEX2009」ではなく、そちらを資料として提示するべきだろう。

無論、以前からこうしたネガティブキャンペーンじみた応酬はあったが、今回は特に自民党にそうした動きが顕著だ。種々の世論調査で不利が伝えられている中、焦りがあるのだろうか。

こんな小冊子でも大量に印刷すればかなりの費用がかかる(1部当り単価が5~10円だったとしても、100万部作れば500万~1,000万円。おそらく全国で配布しただろうから、実際にはこの数倍から10倍ぐらいの費用がかかったのではないだろうか)。こんなつまらぬ印刷物にまで政党助成金が使われているのではないかと勘ぐりたくなる。たとえ政党助成金が使われていなくても、こんな無駄使いは止めるべきだろう。また、相手を貶し、難くせを付けるようなネガティブキャンペーンは定着してほしくないものである。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

悪口は、時として、言われている人ではなく、口にしている人の品位を問うものだと感じることがあります。人のふり見て我がふり..ですね。

投稿: pompon | 2009年8月29日 (土) 13時54分

8月30日朝8時のニュース(ラジオ、日本時間同日9時)で、日本の選挙結果が一番目の話題でした。最初に日本の政治の話題が来るのは、とても珍しいことです。びっくりして目が覚めました。二番目はテッド・ケネディさんのお葬式でした。

投稿: pompon | 2009年8月30日 (日) 22時27分

結果的に、民主党の「歴史的大勝利」でした。これで少しは日本が変わるのか…注目して行きたいと思っています。

エドワード・ケネディ上院議員が具体的にどういう実績を残したのかは知りませんが、20年以上前にあるアメリカ人ジャーナリストが、「兄2人が殺されて、彼はビビッてしまい、大統領になろうという希望を捨てた。自分の命がなにより大事な人間なんだ」とけなすでもなく、きわめて客観的に言ってのけたのが印象的でした。

投稿: Jack | 2009年8月31日 (月) 13時40分

ケネディ家四男については私も詳しくは知りませんが、カナダでの報道は一応に好評でした。カナダの健康保険の制度とか、連邦制・立憲君主制に興味を持っていたようです。米国は保険制度後進国ですからね。

投稿: pompon | 2009年9月 2日 (水) 21時17分

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