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2009年9月12日 (土)

王位戦と竜王戦

深浦康市王位対木村一基八段による第50期将棋王位戦七番勝負は、木村3連勝の後、深浦が盛り返して3連勝。最終の第7局までもつれ込むことになった。

また第22期竜王戦の方は挑戦者決定三番勝負で森内俊之九段が深浦康市王位を2-1で降し、渡辺明竜王との七番勝負に臨むことになった。

まず王位戦だが、木村が3連勝した時、「木村としては今の勢いで一気にタイトルを奪取してしまいたいところだろう」と書いたことがある(09年8月1日のエントリー)。

その理由は、第1局から第4局までは短期間のインターバルでの開催で、木村は調子よく3連勝した。その流れを失わない内に決めないと、後半は対局と対局の間が14日~19日間もあき、深浦の復調を許すことになりはしないかという懸念があったからだ。実際、第4局で1勝を上げた後、深浦は確実に白星を重ね、ついに3勝3敗の五分にまで盛り返した。深浦の3連敗4連勝の可能性も大いにあると考える。

これも以前に書いたが、昨年の竜王戦で、プロ将棋史上初のタイトル戦七番勝負における「3連敗4連勝」が実現した時、これで棋士たちの「3連敗後の4連勝は至難だ」という心理的バリヤーが払拭されたので、次の3連敗4連勝は比較的早い時期に実現されるだろうと書いた(09年1月8日のエントリー)。

深浦にしてみれば、渡辺が達成した先例があるのが心強い。逆に木村はすべての雑念を振り払い、勝つことに専念しないと初タイトルは難しくなる。

その深浦だが、森内との竜王挑戦権争いでは「ジンクス」を突き崩すには至らなかった。竜王戦ではこれまで、1組優勝者が挑戦者になったことがない。今期も結局、1組優勝の深浦を2組優勝の森内が降して挑戦権を得ることになった。

渡辺明竜王対森内俊之九段の竜王戦七番勝負は10月14・15日、比叡山延暦寺会館での第1局から始まる。

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