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2009年10月30日 (金)

将棋:第22期竜王戦七番勝負第2局 渡辺が連勝

一昨日と昨日(09年10月28-29日)、将棋竜王戦七番勝負第2局が富山県高岡市で開催され、先手番渡辺明竜王が141手で挑戦者の森内俊之九段を退けた。これで渡辺の2連勝である。

将棋は少々変則的な出だしから、双方金矢倉に組み、角を▲4六、△6四と繰り出してにらみ合う「脇システム」になった。やがて、渡辺が1筋から攻め、森内が受ける展開に。

1日目の午後遅くから難解な局面が続き、2日目の封じ手開封、午後へと戦いが進んで行っても、控室の棋士や自宅からネットを介して解説に加わった棋士など、少なからぬ人数のプロが優劣の判断に悩む難しい将棋となった。

結局、自然な一手と思われた森内の94手目△7四歩という先手の香車を取った手(下図)が敗着だったようで(感想戦による)、直後の▲2六歩が厳しく、ここから後はわずかながらも常に渡辺が優勢だったようだ。

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ところで局面は溯るが、82手目△3七歩成(下図)の時のコメントが個人的には気になった。2221

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上図からの「変化の一例」として「▲1三香成△同銀▲同竜△4七と▲3三歩△同金寄▲3四香△同金▲4三銀△3三歩▲3四銀成△4六角。そこで▲3三竜なら、△同金▲同成銀のときに先手玉に詰みが生じる」と書かれていたのだ。その「▲3三同成銀」の局面が下図である。

2222  

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに後手の持ち駒は豊富である。だが先手の矢倉も7筋の歩がないだけで、金銀3枚の堅城は手つかずの状態だ。果たして、これで先手玉が詰んでいるのだろうか。

結局、私には頭の中で読むだけでは正解手順を発見することができず、盤に並べてようやく以下の詰み手順を発見した。△7七飛成がポイントで、これを▲同玉としたら△7六歩~△7五歩の継ぎ歩で詰むと思うのだが、とにかく変化が多く、100%の自信はない。

上図から 
       △7七飛成
▲同金寄 △7九銀
▲同金   △同角成
▲同玉   △2四角
▲6八銀   △同角成
▲同玉   △5七歩成
▲7九玉   △6八金
▲8八玉  △7九銀
▲9八玉  △8八飛
まで

当然、両対局者はこの詰みを読んでいたはずであり、だからこそ実際の対局では出現しなかったわけだが、「▲1三香成」から数えれば32手後の詰みが見えて当たり前とは…。毎回思うことだが、プロ棋士の能力とはすさまじいものである。

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