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2009年10月10日 (土)

変わらない場所

Photo10月13日が母の命日なので、ちょっと早いが今日お墓参りに行ってきた。

いつもは車で行くのだが、ふと思い立ち電車で行くことにした。電車で行くのは40年ぶりぐらいだろうか。市営地下鉄→JR→私鉄と乗り継いで霊園に到着したのは家を出てから2時間10分後。車よりだいぶ速い。

この霊園にお墓が移ったのは私が小学生の時だった。その頃はまだ植生もまばらで、樹木もこんなに高くなく、お墓にしては明るい雰囲気の場所だった。

お彼岸にお参りに行くとき母がお弁当を作ってくれて、園内の芝生で食べたこともあった。当時はそんな家族がたくさんいたものだが、昨今は見かけなくなってしまった。なにもお墓でピクニックをしなくとも、もっと楽しい場所がたくさんあるからだろう。

石屋さんでお花と線香を買い求め、10分ほどかけて墓までのんびりと歩いて行った。車だと一瞬の道のりだが徒歩だと、大きなお墓や変わった形の墓石、ひょっとしてあの歴史上の人物と所縁のある一族かなと思える苗字の墓など、行く道すがらいろいろなものをゆっくりと見ることができる。

母や兄とオニギリを食べた場所も通ったが、昔のまま変わっておらず、懐かしくもあり、うれしさもあってしばらく眺めていた。

私が生れた場所は今やビル街で、思い出深い場所は首都高速の下になったり或いは再開発で跡形もなくなったりと故郷と呼べるものがない。なので、地方出身の人が里帰りする時の気持ちは想像するしかないのだが、まったく同じではないにしろ、このように自分が子どもだった頃からほとんど変わらない場所が醸し出す懐かしさというのは、きっと「故郷」に通じるものがあるのだろうと思う。

墓地に懐かしさを感じるというのも妙な話だが、これも多少長く生きてきたことで初めて分かる人生の面白さかもしれない。

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