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2009年10月24日 (土)

冤罪:一般人の視点から

昨日(09年10月23日)、足利事件の再審公判が始まった。

1人の人間として「冤罪の被害者になるおそれ」については大きな関心がある。冤罪の被害者になったとき、どうしたらよいのか/どうするべきなのか。

裁判というものが「真実を暴き裁く場所ではない」ということは、個人的な体験から理解しているつもりで、濡れ衣を着せられたら、それを裁判が晴らしてくれると過度に期待してはいけないとは思っている。

冤罪はどうして生れるのか。

自分が強い人間だとは思わない。警察の取調べに、無実の罪を認めてしまうのではないかという懸念は十分に感じている。そうした自分が冤罪に遭った時、“冤罪が生れるメカニズム”を理解していれば、頑張るよすがとなるのではないか。

今はまだ自問に自答することができない。

ただ、菅家利和さんの失われた17年半をわが身に置き換えて考えた時、そのあまりに長い年月にわたる苦しみに同情の念と怖れを覚える。

私は幸いと言うべきか毎朝の通勤が必要ない職業にあるが、毎日満員電車で通っている人は、いつ痴漢冤罪に遭わないとも限らない。一々報道されないだけで、痴漢被害は毎日相当数に上り、犯人として検挙される者の数も決して少なくないと聞く。で、その中に冤罪であるケースも皆無ではないのではないだろうか。

殺人事件の犯人に仕立て上げられるケースというのは稀だろうが、痴漢の犯人としてつかまる危険は、道端の石ころにつまずく程度の確率で起こり得る。今私は電車に乗る時、それが混雑している場合であれば、手に携帯電話などを持ち、万が一にも疑られることのないよう自衛手段を講じている。そう、先ずは濡れ衣を着せられない予防が必要だ。

冤罪事件にかかわることがあるとすれば、容疑者としてつかまる可能性が最も高い“フツーの人間”としては、今はこんな程度のことしか言えない。

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コメント

17年は長いです。とくに刑務所など一定箇所に拘束されると、時間がより長く感じられるでしょう。
痴漢はぬれ衣や冤罪も遭いやすいかもしれませんが、触られた方も気持ち悪いです。私もJackさんのお嬢様方くらいの年のころ、何回か経験しましたが、気持ち悪くても声を上げる勇気がありませんでした。混んだ電車やバスでは目撃者も少ないし、いたとしても「関わりになりたくない」と思う人も少なくないだろうなって。電車を一駅手前で降りたりしてました。

投稿: pompon | 2009年10月28日 (水) 13時12分

痴漢の被害に遭ったつらさは女性でないと分からないものでしょうね。
ただ今は被害女性が「この人、痴漢です」と言えば、ほとんどの場合、
加害者とされた男は警察によって身柄を拘束されます。
そのあまりに簡単な「私人逮捕」が、多くの冤罪を生み出しており、
数年前、『それでも僕はやってない』という周防正行監督の映画が
大きな話題を呼びました(余談ですが、なかなか良くできた映画で
私は星4個の評価です。星5個が満点)。
また最近では電車内に防犯カメラを設置しようかという案も
真剣に検討されています。
防犯も大事ですが、男としては加害者に間違われないよう「護身」
にも心がける必要を感じます。

投稿: Jack | 2009年10月28日 (水) 22時51分

逆セクハラの話でしたが、デミー・ムーアとマイケル・ダグラス主演の映画が印象深いです(題名忘れました)。
セクハラ、痴漢は見えないところ、証人を得にくい場所で起こるから、なおさら「言ったもの勝ち」なのでしょうね。被害者、加害者、近くにいる人、それぞれが気をつけないと。

投稿: pompon | 2009年10月29日 (木) 00時21分

>題名忘れました

『ディスクロージャー』だと思います。原作(マイケル・クライトン)も
話題になりましたね。

投稿: Jack | 2009年10月30日 (金) 21時15分

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