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2009年11月16日 (月)

月に水

先日(09年11月13日)、月に水があることが確認されたとNASAが発表した

重さ数トンに及ぶLCROSS(Lunar Crater Observation and Sensing Satellite)という、月クレーターの観測機を月面に衝突させ、その時飛び散った物質のスペクトルデータを解析したところ、水があることが確認されたということである。

これで将来、人間が月面で暮らすための基本的条件の一つがクリアされたわけである。人間、どこに行っても「水」と「食べ物」、「寝床」は欠かせない。

また人類の限られた知識の中で比較的よく知られている2つの天体(地球と月)の両方に水があるということは、宇宙の中で水がありふれたものであるという推測も成り立ち得る。そこから地球以外にも生命が存在する天体が(比較的近くに)存在することも考えられる。

ところで、月面に衝突させたLCROSSは数トンという発表だが、それだけの大きさの物体をぶつけて吹き飛ばされた水の量はどれくらいだったのだろうか。上記リンク先の文には、「The amount of lunar water kicked up by the LCROSS crashes could fill about a dozen 2-gallon (7.6-liter) buckets」と書かれており、この場合の「dozen」を文字通り「12」と解釈すると、2ガロン(7.6リットル)のバケツ12杯分ということで約91リットルである。

家庭用の浴槽の容量がだいたい200リットル前後なので、自宅のお風呂に半分程度の量と思えばおおよそのイメージがつかめる。表面でこれだけ見つかったのだから、地中深く掘ればさらに大量に見つかる可能性もある。かつて月は「水も空気もない世界」と考えられていたことを思えば、なるほど「significant」(「かなり」のほかに、「有意義な」という意味もある)な量である。

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コメント

月に水。
いろいろと想像を駆り立てられるニュースです。

人類、なかなか遠くまでは行けませんけど、月とか火星とか身近なところでは最近多くの新事実が出てきて、そういうニュースを見かけるときは、つかの間、日常を忘れます。

投稿: baldhatter | 2009年11月17日 (火) 23時13分

アーサー・C・クラークのスケジュールでは、来年あたりには、
「第二の太陽ルシファー」が誕生するはずだったんですけど、
現実はなかなかどうして、そこまでドラマチックには進展しないようです。
現実といえば、日本のGXロケットの開発費が「事業仕分け」で
10%カットの査定とか。この辺りはあんまり削ってほしくない
予算です。

投稿: Jack | 2009年11月18日 (水) 00時23分

クラークと言えば、「2001年宇宙の旅」フロイド博士は、私と同い年です ^^

投稿: baldhatter | 2009年11月18日 (水) 16時02分

>フロイド博士は、私と同い年です

なぜだか羨ましいです^^

投稿: Jack | 2009年11月18日 (水) 22時05分

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