« 五輪開催への妄執 | トップページ | 2000メートル »

2009年11月13日 (金)

展覧会:假屋崎省吾の世界

Photo初めて生け花の展覧会を見た。おそらく友人たちが 聞いたら、「えっ、お前が、生け花?」と驚くだろう。なにしろ、カーネーションをバラと間違えた男なんだから。

假屋崎省吾はテレビでのタレント活動が有名だが、本来は“華道家”である。映画監督としても知られた草月流家元勅使河原宏に師事した後、若くして頭角を現し、同流派の中でも中核的役割を果たしていたようだ。

私は花の種類などに関しては疎い方だが、生け花には興味がなかったわけではない。ホテルなど人の集まる場所にさり気なく生けてある花を見ると、立ち止まって見たりもする。ただ、どんなに素晴しい生け花もやはり“装飾”であるという認識は抜き難いものがあった。

初めての経験なので偉そうなことは言えないが、率直に感じたままを言えば、今回の展覧会を見た後も、その感は拭えない。

この『假屋崎省吾の世界』では、彩色した木材(5×5cmほどの角材)を多用していたのだが、それがどうにも安っぽく見えてしまう。生け花を見慣れた人、生け花の基本を知っている人には或いは面白く映ったり、セオリーを外した大胆さに見えるのかも知れないが、そういった経験も素養もない身には単に“工作”に見えてしまう。ちょっと残念だった。

また私は陶磁器が好きなので、“花”ということで陶磁器の花瓶を見られるかと期待していたのだが、假屋崎はどうやらガラス器が好みのようで、これはといえる陶磁器は見られなかった。

Photo_2会場となった目黒雅叙園は古くから結婚式場で知られた場所。その雅叙園にある昭和初期の建築物である『百段階段』が会場として使われている。普段は非公開とのことなので、この国指定文化財を見物するよい機会でもある。会期は明後日(09年)11月15日まで。

(写真は『百段階段』にある7つの部屋の中で最も絢爛豪華な『漁樵の間』)

|

« 五輪開催への妄執 | トップページ | 2000メートル »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

> カーネーションをバラと間違えた

あら! 私とどっこいの方がいらっしゃった(*^.^*)

投稿: pompon | 2009年11月15日 (日) 05時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/220529/46754986

この記事へのトラックバック一覧です: 展覧会:假屋崎省吾の世界:

« 五輪開催への妄執 | トップページ | 2000メートル »