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2009年12月17日 (木)

『星花火』

Photo夏目雅子は生前、「海童」と号して俳句を作っていた。ご主人の伊集院静の影響だったらしい。

写真集『星花火』には、その海童作の句が30あまり収められている。

外見とは裏腹にひょうきんな面も持ち合わせていたらしく、こんな句がある。

屋台まで 賛美歌きこゆ 聖夜かな

また、「お酒を飲むと賑やかですよ。絵にも描けない三枚目、ってやつですよ」と自分のことを評している。

一方、潔い性格の人でもあったようで、

なんとなく、っていうのは嫌です。
なんとなく流されるんじゃなくて、
流されちゃえって流されたいの。

カネボウのCMを初めて見て以来、自分よりもはるかに若い人だと知っていながら、どこか年上の人というイメージが拭いきれなかった不思議な存在でもあった。

映画『鬼龍院花子の生涯』での鬼気迫る演技、テレビドラマ『西遊記』での可愛らしくも凛とした三蔵法師、『瀬戸内少年野球団』での清楚な先生役など、決して多くは見ていないけれど印象に残っている。

結婚は 夢の続きや ひな祭り

本人が押しかけ女房だと言うほど、夏目の方が積極的だったらしい伊集院との結婚は彼女の人生における幸せの絶頂だったろう。その翌年、初の主演舞台が始まって12日目に病に倒れ、7ヵ月後に亡くなった。27歳だった。きらきらと輝きを放ちながら消えていった流れ星のような人生である。

間断の 音なき空に 星花火

今日12月17日が誕生日。

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コメント

本当に不思議な魅力を発している人です。今思い出してもやっぱり言葉にするのが難しい魅力です。でも『鬼龍院』も『西遊記』も『瀬戸内』も、私は一部しか見てないのです。
旦那様は、薬師丸ひろ子さんのコンサートで見かけたことがあります。演出をされてました。カッコヨカッタ!
でもこのごろの写真をネットでみて、ちょっとがっかりしました。今年は初めて伊集院氏の小説を読みました。舞台となったバルセロナで新年を迎える予定です。ちょっと不思議な縁です。

投稿: pompon | 2009年12月22日 (火) 13時56分

>舞台となったバルセロナで新年を迎える予定です。

お気をつけて行ってらっしゃい。楽しいみやげ話、待ってますよう^^

投稿: Jack | 2009年12月23日 (水) 00時11分

> お気をつけて行ってらっしゃい

はあ、、、ありがとうございます。まだ大みそかとお正月の宿が決まってないです(゚ー゚;
アルゼンチン生まれの同僚(彼女の親が私と同い年!)と行くのですが、通訳にと当てにしていたら、「カタロニア語はわからないよ」とそっけないです。まったく世の中、いくつ言語があるのやら。珍道中間違いなしです (;´д`)トホホ…

投稿: pompon | 2009年12月25日 (金) 02時41分

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